私がチェンマイへ移住する際に、日本国内で行った各種の手続きを紹介します。
日本を出国する前には、色々な手続きを必要があります。
手続きを怠ると、余分な税金を払う羽目になったり、不法行為で処罰されたりする場合があります。
無論、各個人により必要となる手続きは異なりますが、私の場合に行った手続きを一例として紹介します。
参考にして下さい。
<2004/09/19 追記>
ビザ申請時の提出書類が追加されました。
以前にこのページを読んでこれから申請される方は、提出書類を確認してください。
海外に長期間滞在するのに必須なのはビザである。
滞在する国々によって色々であるが、今回私が移住する国(タイランド)にて私が取得するのに一番容易なビザは、ロングステイビザ(non-immigrant visa-O-A)。
このビザは、重大犯罪経歴の無い健康な50歳以上の人がタイの銀行に一定額以上の預金があれば1年間の滞在を許可するというもの。
詳細は、前ページ、および、タイ王国大使館ホームページを参照してください。
以下に、私(東京都在住)の場合のロングステイビザ取得事例を記載します。
以上にて準備した書類のうち、以下の書類はコピーが3部(2003/06/10時点のタイ王国大使館のホームページでは2部となっているが誤りです)必要。
以下の書類は、コピーが2部必要。
以上の書類を全て揃えて初めてビザ申請が出来ます。
ビザ申請料は4,500円15,000円。
申請は、JR五反田駅から歩いて10分の下記タイ王国大使館へ。
〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-14-6
TEL:(03)3447-2247 領事部:(03)3441-1386
FAX:(03)3442-6750,3442-6828
通常は申請日の翌日に受け取ることが出来ます。
左の画像は、上記の手続きを経て私がやっと取得したビザ。
このスタンプ1枚にために大変な時間とお金、及び煩雑な手続きが掛かりました。
しかし、これで安心してタイランドで生活を楽しむことが出来ます。
海外に出る前には、その旨を市役所、または区役所等に提出する必要があります。
江戸川区の場合は、特別な用紙ではなく通常の転出届に転出先(海外の住所)を英語で記入するだけです。
海外に転出すると国民年金はいったん自動的に脱退となりますが、脱退後に任意加入することも可能です。
最後に住民票があった市区町村に親族が住んでいる場合は、親族が海外移住者の加入手続き(これは本人でも可)と保険料納付の代行をすることが出来ます。
しかし、私のように住民票があった市区町村に親族がいない場合はこの方法は利用できません。
その場合は、社団法人 日本国民協会を介して加入手続き、及び保険料振り替え用の口座開設を行います。
いずれにしても、詳細は各地区の国民年金の窓口に置いてあるパンフレット”海外移住者のための国民年金”を読むか、日本国民協会のHPを参照してください。
健康保険に関しては、私の場合は以前勤めていた会社の健康保険に任意で2年間継続加入する事にしており、今年度分は既に前納しているので特に手続きは無し。
来年以降は住所が日本国内にないため、国民健康保険には加入できない(と思う)。
そのため、来年度以降はタイランド国内の民間の保険(外資系らしいが)に加入予定。
ちなみに、日本国内で加入していた民間の医療保険等については、海外での病気や事故をサポートしている保険は原則として継続加入(前納できるものは前納し、出来ないものは口座振替にして)し、サポートしていない保険は原則的に解約、または自動継続加入をしないようにしている。
[2006/03/30 追記]
平均寿命が短い国では、60歳を超えるとその国の保険に加入出来ない場合が多いです。
日本国内で既に加入している保険は海外での病気や怪我でも保険給付金が出るかどうかを確認し、海外でも適用される場合はそのまま保険を継続する事を強くお勧めします。
また、海外へ渡航する前に加入している保険会社へ連絡し、”海外渡航のてびき”等の資料を入手して持参するように。
これらの資料には、海外からの保険金給付請求方法や請求に必要な書類が付いているので、万が一の場合にとても役立ちます。
私の所得は、以前勤務していた会社から受け取る退職年金だけである。
そのうち課税対象となる適格年金は、受け取る前に雑収入として既に税金を天引きされており、特に手続きはない。
来年度に確定申告すれば社会保険等の控除にて逆に税金の払い戻しを受けることが出来るはずであるが、航空運賃や日本滞在費用を考えると赤字が予想されるので確定申告もしない予定である。
住民税は1月1日に日本国内の市町村に住所がある場合に前年の所得に応じて課税されます。
海外転出届を出し、来年の1月1日に日本国内に住所がない場合はその年分の住民税はかかりませんが、今年分の住民税で納付が済んでいない分は納付しなければなりません。
私の場合は、6月上旬に送られて来た納付書で全額(1年分)支払いました。
海外に住所を移しても、固定資産が日本にある以上は当然ながら固定資産税等を支払う義務があります。
どのような手続きをしなければいけないのかと悩んでいたら、6月3日に納税通知書が送られて来た。
封筒の中を見ると、納税通知書と共に口座振替申請用の葉書が同封されている。
これを使用して口座振替にすれば、自分は日本にいなくとも固定資産税等は自動的に口座振替が可能となる。
第1期分は口座振替が間に合わないため銀行にて現金で納税し、以降は自動口座振替とすることにしてこの件は決着。
電気、ガス、水道等は日本を出国する前に使用中止等の手続きをする必要があります。
もし、手続きを忘れた場合には基本料金等が銀行から自動的に引き落とされる、あるいは他人が使用した料金を知らないうちに自分が支払う羽目になってしまいます。
その為にも、メモを取りながら1つ1つ確認して処理しました。
上記の手続きを行ういずれの場合でも、中止手続き処理前に手元に領収書や請求書等の書類を準備して置いてください。
それらの書類には、お客様番号等の重要な情報が記載されており、手続きをスムーズにをスムーズに行う事が出来ます。
また、海外転出後の日本国内の連絡場所(親族等)を求められます(清算後の領収書送付先として必要とのこと)ので事前に了解を取っておく事をお勧めします。
郵便局への手続きは当然として、銀行、クレジットカード会社、生命保険会社等、色々申告先があります。
原則的にインターネットで行えるのはインターネットで、それ以外は葉書等にて変更手続きを行いました。
これらの住所変更先は、日本国内の親族にするのが一般的でしょう。
いったん国外に転出(転出届を)すると、新たに日本国内の銀行に口座を開いたりクレジットカードを取得することは困難(原則的には不可)となります。
クレジットカードを持っていればインターネットにて日本国内の販売店から買い物をし、送付先を日本国内の親族宛にしてそこから海外に送ってもらうことが可能です。
海外でバイクなどを購入する場合でも、多額の現金を引き出す必要が無いために非常に安全で便利です。
また、日本国内の安いインターネット・プロバイダーと契約をして海外ローミングサービスを受け、支払いはクレジットカードで行うことも可能です。
銀行口座が日本にあり、インターネットバンキングサービスの申し込みを行っていれば、ロングステイ(移住)先から自由に資金を扱うことが出来、各種の支払いを行うことが出来ます。
海外でロングステイや海外移住を行う際は、必ず事前に日本国内での銀行口座とインターネットバンキングのサービス申し込み、及びクレジットカードを取得することを強くお勧めします。
これから取得する方には、海外旅行保険が付いている” 持つなら世界のこの一枚 ■ シティバンクカード ”が絶対にお勧め!
日本国内の運転免許証を持っている場合は、日本出国前に国際運転免許証を取得することを強くお勧めします。
手続きは簡単で、運転免許証、パスポート、写真、申請料金を準備し、お近くの運転免許試験場に行けばその場で交付してもらえます。
国際運転免許証があればタイランド国内で運転できるのは当然として、簡単な手続きにてタイランド国内の運転免許証も取得できます。
タイランド国内の運転免許証を取得すれば、身分証明書として使えるので、タイ国内での色々な事務手続きがスムーズに行えます。
Last update : 2022-07-18T19:42:45+09:00 (Monday)