バンコク(アユタヤ)で3日間過ごした後、夜行列車でチェンマイへ向かう。
今回は残念ながら個室寝台ではなく、二等寝台(それも上段)である。
アユタヤ観光を終えた後、ホテルへ直行。
ホテルフロントに預けておいたトランクを受け取り、ホテルのタクシーでファランポーン駅[HUALAMPHONG RAILWAY STATION](HUALAMPHONG RAILWAY STATION)へ向かう。
出発時間は、19:40なので、まだ2時間以上待たなければならない。
手荷物を駅の手荷物一時預かり所(10バーツ/個)に置いて、周囲を散策。
が、道を間違えて目的地(泥棒市場)へ行けず、おまけにスコールが来そうな気配なのでトボトボと駅に帰ってくる羽目に。
いずれにしてもお腹が空き喉が渇いたので、軽食とビールを飲むことに。
改札口に向かって右側のエリアは、冷房が効いたちょっとお洒落な軽食堂が並んでおり海外からの旅行者向き。
左側のエリアは、どちらかと言うと屋台をちょっと良くした程度で冷房は無い(ファンは有りますが)。
我々は当然ながら、左側の庶民的なエリアへ向かう。
そこでテーブルを1つ陣取り、早速ビールを注文(ここは全て自分で取りに行くセルフサービス)。
冷房の効いたところではビールの美味さが引き立たない。
ご飯のおかずのみお皿に入れてもらってビールのつまみとし、外の激しいスコールを見ながら一休み。
いや〜 極楽、極楽
そのうち友人がトイレから帰ってきて、「ビックリしたー!」と一言。
如何したのか話を聞いたら、「トイレから出て来てちょっと歩いたら、音楽が聞こえると同時に皆がピタッと止まった」
「国歌の話には聞いていたが、どちらを向いて止まったらよいか判らずオロオロしてしまった」との事。
私は全く気が付かず平気でビールを飲んでいたし、周囲の人達も同様に平気で飲食していた。
どうやら、国歌が流れるのは駅の構内のみで、軽食街は対象外のようである。
メモ
以前は気付かなかったが、トイレは有料(2バーツ)となっていた。
その為か、たいへんきれいである。
また、トイレの脇にシャワールーム(10バーツだったと思う)が有りました。
寝台列車などを利用する際は、便利かもしれません。
トイレ&シャワールームは、改札口に向かって右側にあります。
寝台席は、二人とも通路を挟んだ上段。
下の席は、タイ人のお婆さんとオバサン。
お婆さんは感じ良かったが、オバサンの方は”私は小金持ちよ!”とばかり、ツンとして笑顔も返さない。
このままでは居心地が悪いので、お婆さんにお願いし、ベットをセットするまでの間お婆さんと私と席を変えてもらうことにした。
オバサンのほうもホッとした様である。
とにかく友人と向かい合う席になったので、テーブルをセットし宴会を、と思ったがテーブルがセットできない。
仕方が無いので、車掌さんが通りかかるまで宴会はお預け。
やっとテーブルをセットしてもらい、ビールで乾杯!
途中停車した駅でふと窓の外を見ると、中年のオバサンたち5〜6人が車座になって宴会の最中。
私は今まで何度もタイランドに旅行に行っているが、普通のタイ人女性(例えオバサンでも)がアルコール飲料を飲んでいるのを見たことが無い。
それがなんと、駅のホームで車座になって飲んでいるのを見て本当にビックリ!
私は思わずビール瓶を片手に、窓の外に向かって乾杯!
ところが、それがいけなかった。
オバサンたちが私のしぐさに気付き、窓の外で乾杯!(と言ったと思う)と騒ぎ始めてしまった。
すると、列車内にいた車掌たちが降りていき、騒がないように(あるいはお酒を飲まないように)と注意している模様。
しかし、オバサンたちは逆に車掌たちに食って掛かっている。
多分、自分たちのお金で呑んでいるのに何が悪いとでも言っているのであろう。
そうこうする内、列車の発車時間となったのか、車掌たちが苦笑いしながら列車に乗り込んでくる。
いずれにしても、とんだハプニングとなってしまった。
でも、酔っ払いは日本人だけではないなーと友人と話していた。が・・・
とんでもない。私たちが乗っていた車両は酔っ払いだらけ。
若い(多分25〜35位)のオランダ人旅行者グループが大酔っ払い(但し女性陣は別)。
走行中、列車のドアを手動で開けて車掌に大目玉。
その後も、連結部のデッキでウィスキーのポケットビンを飲み、無くなったら車内販売のビールを飲んで大騒ぎ。
私たちは携帯灰皿を持ってデッキで煙草を吸っているが、彼らはそんな準備はしていない。
結局、私たちが交代で灰皿番を務める羽目に・・・
酔っ払いがデッキに出て煙草を吸う物音にあまり眠る事が出来ないまま、朝を迎える。
でも、起きてデッキへのドアを見ると私たちの直ぐ側のドアは鎖と鍵が掛かっている。
多分、車掌さんが事故を恐れてロックしたのではないかと思われる。
それで多少は眠ることが出来たのかな・・・
しかし、とにかく2等寝台の上段は狭いです。
もし、友人と一緒に旅行に行く際に二等寝台の上段と下段がある場合は、迷わず下段にするように。
また、席がデッキに近い方と遠い方がある場合は、当然迷わずにデッキから遠い方にするように。
なお、朝目が覚めて暫くしたら、床が水浸しに成っているのに気が付いた。とにかく床が大洪水。
車掌さんたちが、何度もモップを持ってきて床を拭いている。
犯人は、私と同行している友人。
昨夜、ファランポーン駅でビールやミネラルウォーター等を買い込んだ際に、氷を買い込んでいた。
その氷に冷やされた水蒸気が水滴として氷の袋に付着し、翌朝までに大量の水となって床を濡らしてしまった。
当然ながら、私は友人とは無関係のような顔。
チェンマイがはじめての友人は、当然ながら民族舞踊やカントーク・デナー等にあこがれる。
しかし、私は同じような所に行くのはあまり気が進まない。
そこで、知人の現地旅行会社を訪ねることに。
そこで紹介されたのは、カントーク・デナーを食べながらショーを見ることが出来る企画。
ショーには象まで出演するとの事。
料金は・・・ 忘れました。 100Bか200Bです。
通常の民族舞踊&カントーク・デナーは、大概市の中心部から離れたところに有る為、送迎の車付である。
しかし、ここは以前映画館であったところを劇場に改造したもの。
私の宿泊しているホテルから歩いて10分くらい。
夕暮れの散歩をかねて気軽に歩いて行ける。
早めに行ったので、私たちが着いた時はお客はまばらである。
映画館の席を改造した席なので、肩が凝らず庶民的でゆっくりとデナーを楽しむことが出来た。
以前、料理の量が少ないと思って遠慮した経験があるので、今回は出ている料理を全て平らげ、お代わりを待つ余裕。
料理は美味しく、満腹となってショーの開始を待つ(料理を十分に堪能したいなら、早めに行く事をお勧めします)。
ショーの内容は、伝統の民族舞踊を現代風にアレンジしたもので、飽きがこない構成。
チェンマイに何度も来ているリピーターにも、一度は行ってみることをお勧めする。
<2002/06/11 更新>
この場所の前を通りかかったところ、屋上にあった大きな赤い看板が灰色に塗りつぶされて消されていた。
ひょっとして、ここも閉店したのかなと思いながら入り口まで行ったら、パンフレットが置いてある。
それを見ると営業内容は変わっていないが、店名が変わったらしい。
カントーク・デナーに行った時は気付かなかったが、後日散歩をしていて劇場近くの路上に変わった屋台を見つけた。
それが、左の写真(三平食堂)である。
通常の屋台で、日本語表記の看板は見たことが無い。
屋台よりほんのちょっと高級なレストラン街では英語のメニューがあるが、やはり日本語のメニューは見たことが無い。
注.
私は、この屋台を推奨しているのではありません。
あくまでも珍しいので紹介しただけです。
ちなみに、私たちはこのお店で食事はしていません。
また、店主もあまり日本語はわからないようです。
多分、注文はメニューの番号でするのではないでしょうか。
首長族の村へ今日は、友人と首長族の村へ行く予定である。
ピックアップのバスがくる前にATMで小遣いを引き出そうとキャッシュカードを入れたが、暗証番号を3回間違ってしまった。
首長族の村へは友人だけが行き、私はカードを取り戻す為、ツアーをキャンセルして銀行へ行くことに。
しかし、銀行のカウンターにて「カードが回収されるのは3日後」と言われ、手ぶらで帰る羽目に。
友人は既にツアーに出かけ、私は特にやることも無いのでEYECOMでメールチェックしに。
そこで、長谷川氏の叔母さんとEYECOMの常連さんである千賀子さんと知り合う。
女性陣は何か話し合っていたが、突然私に「一緒にメイ・ピン川クルーズに行きませんか?」とのお誘い。
どうせ特にやる事も無いので、一緒に同行することになった。
クルージングは1人300バーツで約2時間のコース。
人数により使用するボートは異なると思うが、我々3人だけだったので上の写真にある小型のボートに乗り込む。
川面をわたる心地よい風の中を、ボートはゆっくりと川上に進んでいく。
途中で薬草園のようなところに立ち寄り、フルーツと飲み物が出る。
飲み物は、レモングラスのジュースを注文。
30分ほど休憩後、ボートに乗り帰路に入る。
しかし、頭上に黒い雲が差しかかってきた。
これはヤバイかな。と思っていたら、雨がポツポツと降って来る。
こんなものなら大丈夫か、と思っていたら大間違い。
雨は次第に激しさを増し、屋根から落ちる雨水も風に吹かれてボートの中に入ってくる。
結局帰路の半分以上は雨に降られてしまった。
しかも、皮肉なことに到着間際になって晴れてくる。
キャッシュカードの件もあり、今日は本当についていない1日でした・・・
あちこちの バー・ビアで飲んだ後、ホテルへ帰る途中に近道をしようと思いGalare Food Centerを横切った。
すると、左側で天女(中国風の)の衣装を着た女性たち(実際はニューハーフ)が5〜6人で羽衣のような物を手にもって踊っている。
思わず、フラフラと近づいて写真を取ろうと思ったら丁度ダンスが終了。
後は写真のように、何の変哲も無いニュー・ハーフ・ショウー。
つまらないから帰ろうとした瞬間、ボーイが飛んで来てオーダーを取られる。
結局飲みたくも無いビールを1本(60B、約156円)注文する羽目に。
興味のあるかは良いかもしれませんが、私には全くの無駄遣いでした。
本当に今日はついていない!!
EYECOMを訪れた時、長谷川氏からナマズの釣堀の話を聞いた。
釣堀なら私のような初心者でも釣れるだろうと考え、早速、ナマズを釣りに行く事に。
上の写真は、私たちが釣りに行った MANOP FISHING PARK。
住所は、168/3 ChiangMai-Handon Rd です。
前日、長谷川さんに釣堀の場所をタイ語にて書いてもらっている。
ホテルの近くに屯しているトゥクトゥクの運転手達に地名を書いたメモを見せ、運賃の値段交渉開始。
最初は往復500バーツだったが、最終的に片道150バーツまで値段を下げさせて交渉成立。
早速トゥクトゥクに乗り込み、いざ出発!
釣堀へ向かう途中、友人とトゥクトゥクの運転手がヒソヒソと何か話している。
そのうち、友人は自分の方を見ながらケラケラ笑い始めた。
気になったので「何を話しているの?」と友人に尋ねたところ、「あんたはケチな日本人として有名だよ」との返事。
なぜ?と聞くと、友人は「トゥクトゥクの運転手は、こんなことを話していた]
「あんたの隣の人は、以前から何回も見かけている。」
「しかし、何度声をかけても一度も乗ったことが無いし、また、トゥクトゥクに乗っているのを一度も見かけたことも無い。」
「今回、初めて乗ってくれた」とぼやいていたとの事。
トゥクトゥクの運転手が、そんな事を言うわけが無い。
冗談だろうと思っていたが、本当だったことが後日証明されてしまった。
ある日、ホテルを出た私に、トゥクトゥクに乗らないかと若いトゥクトゥクの運転手が声をかけてきた。
私が断ろうとしたその時、近くにいた年配の運転手が手を振りながら出て来て、何か若い運転手に話し掛ける。
すると、話し掛けてきたトゥクトゥクはそのまま走り去ってしまった。
その様子を見ていた友人は、大笑いしながら私に言った。
「ホテルの近くに屯している運転手の間では、あんたのケチさ加減は本当に知り渡っているね。」
私は、健康の為と街中を歩くことによってもっとチェンマイを知ろうとしているだけなのに・・・
いよいよ、 MANOP FISHING PARK に到着。
まず、入場料の支払いと釣具を借りる為に管理人がいる建物へ向かう。
すると、頼みもしないのに運ちゃんも同行して通訳をかってでる。
料金は時間制なので何時まで釣りをするのか私たちに尋ね、管理人と交渉している。
釣り道具一式(二人だから二式かな)と餌がセットで、4時間500バーツバーツとの事。
料金を支払い、釣り場を確保する為池の方に歩いていくと運ちゃんも付いて来る。
そして、「帰りの車を拾うのは難しい」と言って帰りの予約をするように勧める。
確かに道路に出るまでも結構距離があり、更に街中ではないからトゥクトゥクがどのぐらい走っているか判らない。
予約した方が無難と判断し150バーツで予約しようとしたら、帰りは200バーツと言い張り値引きをしない。
「二人で200バーツだから、1人100バーツだよ」と言ってくる。
一番最初の言い値(往復で500バーツ)よりは安いが、結局往復で350バーツ支払うことに。
16時に迎えに来る約束をし、運ちゃんは喜んで帰って行った。
餌が入っているはずのビニール袋には、灰色の泥のような物が入っている。
中にどんな不気味な虫が入っているんだろうと、恐る恐る一部を地面の上に出して棒で引っ掻き回す。
すると、中に居たのは何の変哲も無いミミズ。
ほっと二人で胸をなでおろし、早速針に引っ掛けて釣りを開始。
最初のうちは、周囲の風景を見ながら「のどかでいいなー」等と言っていたが、浮きはピクリともしない。
そのうち、友人は竿を置いて何処かに行ってしまった。
トイレでも行ったのかなと思っていたら、ヒョッコリと戻ってきて「トイレに行ったついでにウィスキーを注文してきた」などと言う。
暫くすると管理人小屋に居た少年が、氷とミネラルウォーター、乾き物のおつまみ、及びメコン(タイ国産ウィスキー)を持ってきた。
早速、あちこちに点在する釣り小屋の一つに入って酒盛りをはじめる。
しかし、これでいいのかなー
釣り始めてから約1時間(飲み始めてから約20分)後、右手の方が騒がしくなってきた。
如何したのかなと思ってみると、オジサンが竿を持って奮闘中。
その脇には、タモを持った人が待ち構えている。
かなりの大物らしい。
早速側に行って、見物。
確かにデカイ!!
私は今まで、こんなに大きいナマズを見たことは無い。
写真ではこの大きさは実感として湧かないが、現物を見るとあまりの大きさに触るのが怖い位である。
しかし、オジサン曰く。
「こんなのは大物じゃないよ。」
でも、これの半分の大きさでも良いから釣りたいなー
そしたら、良い土産話になるのに・・・
なお、大物のナマズは、釣堀にて買い上げてくれるそうです。
大ナマズを目の前に見せ付けられて私たちも気を入れ直し、頑張ることに。
また、私たちの側で釣っていた青年が、餌の付け方を指導してくれた。
その所為もあってか、友人は小物のナマズを次々と3匹釣り上げる。
このままでは自分だけが坊主かと思っていたら、ついに竿に当たりが。
バラさないよう慎重にリールを巻き上げる。と、思ったがあまりにも軽すぎる。
なんだ、ゴミでも引っかかったのか、とガッカリしながらリールを最後まで巻き上げたら・・・
写真のナマズの子供が掛かっていた。
友人が釣った3匹のナマズを子供だと散々バカにしていたが、友人は私の釣ったナマズを、子供より小さいベビーと逆に馬鹿にされてしまった。
でも、兎にも角にも坊主だけは免れた。
釣ったナマズは長谷川さんに料理してもらい、美味しく頂きました。
いつも屋台や、近場の食堂だけでは物足りなくなってくる。
偶にはちょっと豪華なところで美味しい食事をと考え、長谷川さんに穴場を教えてもらう(いつも旅行会社の代りの様な御願いですみません)。
教えてもらったのは、GALAE RESTAURANT 。
ここは屋外レストランで、チェンマイ市内の夜景を見ることが出来、タイ料理や生ビールも美味しいとの事。
何時もの如く住所をタイ語で書いてもらった後、 Gai と Goiに連絡を取って夕食にお誘いする(実は、道案内もかねて)。
19:00待ち合わせで合流後、彼女たちにアドレスを書いたメモを渡してミニバス(現地ではソンテオと呼ばれる)を貸切ってもらいレストランへ向かう。
バスは以前3人で行ったチェンマイ動物園の前を通り過ぎ、どんどん山の中に入っていく。
私一人ならかなり心細くなっていたと思うが、友人は別にして地元の人が二人居るので安心して夜景を楽しむことが出来る(左の写真は、チェンマイ市内を遠望した夜景ですが、手ブレがひどい為に大きく表示できませんでした)。
やがて、ドイ・ステープ(DOI SUTHEP)麓の目的地へ到着。
着いたところは静かな公園のような感じで、タイの民族音楽がBGMとして静かに流れている。
あたりを見渡すと家族連れや若いカップルが、あちこちのテーブルで食事を楽しんでいる。
我々も案内されたテーブルに早速つき、取り合えずビール(男性)とコーラ(女性)で乾杯。
メニューは、彼女たちにお任せすることにした。
写真にて小さな鍋のような物が有るが、これはちょっと変わったトム・ヤン・クン。
何が変わっているかというと、香辛料を控えめにし、通常使う量に足りない香辛料は小鉢で別に付いている。
これは、彼女らが気を利かせて外国人(我々)用に配慮して注文した為だと思われる。
香辛料が多目の方が好きな人は、自分で自分のカップに入れることが出来るようにしたのであろう。
もっとも、最終的にはほとんど無くなりましたが。
いずれにせよ、心地よい夜風も吹き、楽しい晩餐会でした。
翌日、ワット・プラタート・ドイ・ステープへ案内してもらう約束をしてお別れ。
なお、このレストランに行かれる方は、テーブルの下に蚊取り線香がありましたが、念のために長ズボン着用をお勧めします。
または、虫除けリストバンドなどを付けていれば不愉快な目に遭わないで済みます。
とにかく、屋外レストランや バー・ビア、ゴルフなど室外は当然として、室内でも蚊にはよく悩まされます。
翌朝、ホテルのロビーで待っていたが、時間になっても彼女たちは来ない。
今まで時間に遅れた事は一度も無いので、どうしたのだろうと心配になる。
約10分ほど遅れ、バイクでやってきたが、手を見ると真っ黒。
バイクのエンジントラブルで遅れてしまったという。
とりあえず、Galare Food Centerでコーヒーやジュースを飲んで一服。
その後、4人でソンテオを貸しきってドイ・ステープを目指す。
チェンマイ動物園前を通り過ぎ、昨夜行ったGALAE RESTAURANT前を通り過ぎ、ソンテオは山中を走っていく。
途中の展望台でソンテオを止めてもらい、チェンマイ市街を撮影。
昨夜食事をしたGALAE RESTAURANTも眼下に見える。
写真撮影後、ソンテオに戻ったら運転手が居ない。
トイレにでも行ったのかなと思っていたら、林の中から両手に野生の竜眼の実をぶら下げて出てきた。
私たちは、もらった竜眼(名前の正確な由来を知らないが、絵巻物等で見る竜の眼の様な感じであることは間違いない)を食べながらソンテオに乗り込む。
やがて、やっとワット・プラタート・ドイ・ステープに到着(後で調べた情報によると、ここは市内から約16キロ離れているとの事。結構遠いですよ。)。
バスは御土産が建ち並ぶ駐車場で待ってもらい、我々は寺院へ。
歩く途中、Goiが”お寺までの階段が約300段有るがケーブルカーでも行ける。どうしますか”と尋ねる。
我々中年は、迷わずケーブルカーで行くことに。
ケーブルカーの料金は片道10バーツ、往復20バーツ。
ケーブルカーに乗って数分、たちまち寺院に到着。
友人は半ズボンで来た為に、腰にまとう布(腰巻)を借りて寺院に入る(モンペのようなものも有ったそうです。いずれも無料です)。
入ってまず目に付いたのが金ピカの仏塔。
本当にまばゆいばかりである。
幾多の戦乱を経過し、あるときは破壊され、あるときは地震などの災害に遭いながらも人々の信仰に守られてこのような美しい姿を現在まで残しているということは正に奇跡である。
仏像の前では、多くの仏教徒が御供え物を持って御参りしている。
左側には黄色い衣を来た御坊さんがいて、お経をあげている。
タイの寺院では、どこでも見られる風景である。
寺院の右手には小さな鐘が並んでおり、すべてを鳴らすと幸運になるといわれている。
私は早速鐘を鳴らして、幸運を願う。
また、御賽銭入れのようなものが有り、記帳できるようになっている。
私も、50バーツを喜捨して記念に記帳。
日本語での記帳は、私だけであった。
これで私も何らかのご利益が得られるのだろうか?
裏手に回ると、チェンマイ市街が一望できる。
標高約1,000メートルから眺望をご覧下さい。
寺院拝観後は彼方此方のマーケットへ立ち寄って、買い物ツアー。
ソンテオは貸し切ってある為、足の心配は無い。
タイのインスタントラーメン等を、箱単位で購入。
友人は、Tシャツ等を買いあさっている。
私はいろいろ案内してもらったお礼に、GaiとGoiにプレゼントをするので好きなTシャツを選ぶように勧めた。
ところが、これが大変。
各々、1枚のTシャツを選ぶのに約20分。
まったく、女の子の買い物に付き合うのは大変である。
私は自分用にタイ語のパソコン キーボードを購入(まだセットアップしていないが)。
ソンテオの貸切料金は、4時間で200バーツでした。
いよいよチェンマイ最後の晩となってしまった。
明日は、日本に帰らなければならない。
皆で食事に行こうという事になり、私と友人、GaiとGoi、長谷川さんの叔母さん、及び長谷川さん、総勢6名でAnusarn Food Marketへ向かう。
Anusarn Food Marketには多数のレストランが有り、どこが良いか判らない。
ここは現地の人(長谷川氏)に任せる事にし、案内されるまま CHANGKLAN RD. から入ってすぐ右側の、シーフードレストランに入る。
この辺りでは、ここが一番美味しいとの事。
店の前にはさまざまな種類の魚、海老、蟹が氷付けにされ、所狭しと並べられている。
お客はそれぞれの食材を指差しながら焼く(ヤーン)、蒸す(ヌン)、炒める(パット)などと調理方法を指定する。
料理がそろう前に待ちけれず、ビールで乾杯!!
但し、女性陣はソフトドリンクでだが。
注文した料理の中には当然蟹があるが、私は海老と蟹は好きでない。
しかし、生牡蠣(カキ)は大好き。
注文した料理の中には生牡蠣がある。
南国で生もの(それも海から離れたチェンマイで)を食べることは絶対にお勧めできない。が・・・
つい、誘惑に負けて牡蠣を口に頬張る。
美味い!!
本当に美味い。
毒を食わば皿までと、残りも平らげてしまう。
それを見て長谷川氏言わく「後でお腹をこわしても知らないよ」。
・・・ 自分が注文したくせに ・・・
ビールを飲み、食事もある程度進んで落ち着いたところで辺りを見渡すと、レストランのカウンターの方に水槽が在るのが見えた。
何が入っているのかなと思い近づいたら、左の写真の兜蟹(カブトガニ)。
まさかカブトガニまで食べるとはビックリしてしまいます。
でも先日、日本に帰ってテレビを見ていたら、中国ではカブトガニを食べているとの事。
また、アメリカではカブトガニから医薬品を作っているとの事。
生きている化石といわれるほど古代から生き続けていたのに、人間から珍味(あるいは医薬品の原料)として珍重されるのはあまりにもかわいそう。
自分も最近は生きている化石と言われているだけに、他人事では有りません。
なお、最近の長谷川さんのメールによると、チェンマイではあまりカブトガニを見かけることが少なくなったとの事。
カブトガニも、季節商品なのかな?
タイで普段飲めるお酒は、ウイスキーならMEKONG(メコン)。
これはお米が原料なの、で正確にはウイスキーとは言えないかも知れないが、ビールと比較して割安であり、炭酸水割にすると結構いける(甘味が強いので水割りでは美味しくない)。
ビールは、SINGHA(シンハー)かKLOSTER(クロスター)の瓶ビールくらいであった。
もちろん、輸入品は別にして。
ところが最近は大分変わってきた。
詳しくは判らないが、地ビールが大分出回っているようである。
以前紹介したBLACK TIGER(ブラック・タイガー)もそうだし、CHANG(チャーン)、LEO(レオ)などがあり、シンハーだけても色々な種類がある。
また、なぜか知らないが、タイのビールのマークは動物が多い。
銘柄 | マーク |
---|---|
SINGHA | ライオン(但し中国式に図形化したもの) |
KLOSTER | ライオン |
BLACK TIGER | 黒豹 |
CHANG | 象(CHANGは、タイ語で象の意味) |
LEO | 豹 |
各々、独特の味があり、それなりに美味しいと思う。
しかし、決してお勧めできないのが忍(しのぶ)。
日本酒として売られているが、実際はタイで作られている日本酒もどき。
長谷川氏に言わせると、「あれが日本酒とは、本当の日本酒に対してあまりにも失礼である。焼酎の方がまだまし。」との事。
実際、私も飲んだが、本当に焼酎をストレートで飲んだ方がまだましである。
これを飲んだ後は、思わず口をすすぎたくなってしまう。
昔飲んだ、合成酒の方がずっと日本酒に近い。
皆さんも、御試しに飲むのはかまわないが、間違っても数本頼んだりしないように。
必ず後悔します。
なお、長谷川氏によると、忍は瓶入りのほかに、業務用として20リットルのビニール袋入れがあるとの事。
そのようなものは、見ただけでも飲む気がしません。
Last update : 2022-07-18T19:42:15+09:00 (Monday)