21世紀最初の旅行は、やっぱりチェンマイ。
チェンマイのこの時期は、ちょうど花盛り。
例年より寒い日本を後にして、雪降る中10日間の旅に出る。
チェンマイに到着したのは、土曜日の午後8時過ぎ。
荷物を部屋に入れ、半袖のシャツに着替えた後、早速巷に出る。
フラワーフェスティバルがあるというので、情報収集を行ったがめぼしい情報は無い。
”午前中はパレードがあったが、明日は何が有るかわからない。
会場は、公園なので明日行って来たら”とそっけない返事。
夜も遅いので、今日は早めに寝て明日公園へ行くことに決めた。
翌朝、早速公園へ向かって歩いてみる。
道路にはフェスティバルの開催期間等の横断幕が彼方此方に掲げられているが、お祭り騒ぎをやっている様子は何も無い。
ただ、公園に近づくにつれ音楽が聞こえてき、又、人通りも多くなってくる。
やがて、公園周辺の道路にて植木市のようなものが見えてきた。
色とりどりの蘭や、その他の花々、植木等が台の上に並べられ、人々がそれらを観賞したり写真撮影をしている。
公園の中では、家族連れが御弁当を食べたり、若い男女が連れ立って散歩している。
お祭りというよりは、ピクニックする広場の周辺に植木市が開かれているようなイメージ。
皆ノンビリと休日を楽しんでいる。
私は、さぞかし華やかなエベントが開かれているのではと期待してきたが、全く肩透かしである。
ただ、公園の一部に大きなステージが作られており、若いスタッフの人達が何やら練習を行っている。
又、近くには衛星テレビ中継者が2台待機しているので、夜は美人コンテスト等の大きなイベントが開かれると思われる。
しかし、残念ながら今夜は食事に行く約束があるので、今夜のエベントを見ることが出来ない。
せっかく来たのに美人コンテストは見れなかった。
が、出店でキャンペーンをやっている可愛い子を代りに見ながら私もノンビリとビールを飲んで疲れた足を休めることに。
何時ものようにホテルのロビーで待ち合わせ後、食事に出かける。
と言っても、今回は特に行きたいと思うところは無い。
二人に行き先を相談したら、Gaiが自分の友達が働いているレストランはどうか言う。
Gaiの友達は、レストランにてBGMとして民族音楽の演奏をしているとの事。
場所は、自分が宿泊しているDiamond Riverside Hotel の直ぐ右隣り。
ここは以前来たときにも一緒に食事をしたが、夜は今回が初めてとなる。
二人とも、明日は仕事。
遠出すれば迷惑が掛かると思い、直ぐに同意する。
このレストランは、名前の通りタイの古い木造家屋を改造した造りとなっており、食事は前庭に設置してあるテーブルにて頂く。
照明は低めとなっており、各テーブルに置いてあるキャンドルがロマンチックな雰囲気を出している。
更にBGMとして演奏している民族音楽が、ムードを盛り上げる。
此処にやって来るお客さんは殆んどが二人連れであり、私達のようにグループでやって来るお客は少ない。
ともあれ、料理を注文する為にメニューを見るが残念ながら私の語学力ではあまり判らない。
何時ものように、写真付きのメニュー(此処の料理は、中国風の料理が多い)を持って来てもらう。
三人で料理を食べながら団欒していると、BGMとして演奏している音楽の雰囲気が変わっている。
楽器がタイの民俗楽器の為良く判らなかったが、耳を澄ましてよく聴くと演奏されている曲は日本の”桜”であった。
お客さんの中で日本人は私1人、まさに私の為に演奏してくれている。
気恥ずかしかったが、演奏が終わったあと思わず拍手をしてしまった。
学生だったころにはよく付き合ってくれたGaiとGoiは、それぞれ就職して公務員や学校の先生になっている。
しかも、休日が異なる為にいっしょに休みになることはない。
今回は観光地を案内してもらえないかなと思っていたら、木曜日に一緒に出かけようと言ってきた。
”平日に仕事を休んでまで案内してもらうのは申し訳ない”と言ったら、”2月8日はマカブーチャー・万仏節で祝日”との返事。
木曜の朝にロビーで待ち合わせを約束し、お別れとなる。
Changklan Rd. を歩いていたら、Chiang Inn Plaza の右手に広場が出来ており、お土産店や バー・ビアのような店が並んでいる。
昨年は無かったので、何が有るのか探訪しようと思い中に入ってみた。
すると、正面に見えたのが写真の岩肌のような巨大な壁。
それを、数人の男性がよじ登っている。
と、見ている前で1人の男性が真っ逆様に落下!!
ただし、腰に安全用のロープを付けている為に宙ぶらりんで済みましたが。
でも、このような施設を作ってもそんなのお客が居るのかなと思っていた。
しかし、夜に再び訪れたら写真のようにやはり挑戦者たちが居ました。
中には、女性も。
下記に料金表を掲載しますので、どなたか日本人の方挑戦しませんか!。
|
|
上記の料金表を見て判るように、チェンマイには長期滞在の観光客が多い。
我々日本人の一般サラリーマンとしては、非常に羨ましい限りです。
何時ものように、メールチェックの為EYECOMへ立ち寄る。
メールチェック後、何時ものようにビールを注文して常連さんたちとビールを飲み始める。
すると、長谷川氏が酒の抓みとして御刺身を出してきた。
タイでは一般的に刺身を食べるのは難しく、高級な日本料理店でなければなかなか食べることは出来ない。
それを、山奥のチェンマイで食べることはもっと難しい。
にもかかわらず、単なる付き出し(お通し)として刺身を出すのは日本料理店でも考えられない。
そこで長谷川氏に話しを聞いたところ、最近はシャム湾で取れた釣物の魚を中心に鮮魚の卸もやっているとの事。
その為、鯛や鱸等の刺身食材が豊富にあり、我々がそのお裾分けで頂ける次第である。
無論、御値段はタイの一般食材と比較すれば高いが、日本での値段と比較すれば格安である。
どうせ日本で食べる魚介類の大半は海外からの輸入物(特に海老はタイ産が非常に多い)である。
それならばいっそのこと、現地で取れたて(チェンマイはちょっと違うが)の海産物を安くお腹一杯食べるのも良いのではないかと思う。
但し私の場合は日本から旅行にきているので、毎日行く度に刺身ではさすがに飽きてしまったが・・・
(長谷川さん、御免なさい)
かき集めたいろいろな無料情報誌を引っ掻き回し、木曜日に出かける為の情報を探してみた。
その結果、日本語の無料情報誌”Viang Chiangmai”にチェンマイのリゾート情報が載っているのを発見。
その情報に載っていた、クリサダードーイへ行くことに決める。
木曜日の朝、待ち合わせをして早速3人で出かける。
しかし、ホテルから10mも歩かないうちにタクシーやバスの客引きに囲まれてしまった。
女の子を2人も連れて外国人がホテルから出たので、何処かに観光に出かけると思ったのだろう。
いずれにしても足を確保しなければならないので、値段の交渉をGaiとGoiに御願いする。
まるで口論をしているような感じで値段交渉をやっていたGoiが自分のほうを振り向いて、700Bahtで乗用車かミニバス(いずれもエアコン付き)好きなほうを使えるがそれで良いかと言ってきた。
顔を見ると、かなり不満そう。
外国人と一緒だから、値段をあまり下げることが出来なかったのだろう。
しかし、私にとっては2,000円弱で運転手付きの車を借りられるのだから大満足である。
3人でミニバスは大きすぎる為、乗用車のほうを選んで出かける事に。
3人が乗った車はハンドン方面へ向かい、途中から右折して山のほうにどんどん入っていく。
やがて、道路の左側にクリサダードーイが見えてきた。
車はゲートでチケット(50Baht)を3枚購入し、中に入る。
運転手は駐車場で待ち、私たちは中を散策する・・・・前に、屋外にある洒落たレストランでまず喉を潤すことに。
Krisadadoi Resort
90 Moo 4,Hang Dong - Samoeng Road, A. Hang Dong, Chiang Mai 50230
Last update : 2022-07-18T19:42:08+09:00 (Monday)