以前から近所の友人(飲み友達)に、タイランドに一緒に連れて行ってくれと頼まれていた。
彼はフィリピン専門(当然フィリピン人の彼女もいる)で、数え切れないくらいフィリピンに行っているが、タイランドには行った事が無い。
いつも、自分が面白おかしく旅行中の出来事を話すので興味を持ったのだろう。
本当は一人旅が自由気ままに出来るので一番良いのだが、今回はやむを得ず二人旅となった。
しかし、普段の彼の行動を見ていると、今回の旅行は非常に心配・・・
同行した友人は、チェンマイへはどうしても夜行列車で行きたいという。
そこで、チェンマイのMIGHTY TOURへチケットを依頼したが、日本への郵送料や紛失事故等を考えると、バンコク到着後に自分で購入した方が良いとの返事。
バンコクのドン・ムアン空港到着後、直ぐにファランポーン駅に向かう。
車を待たせて早速、窓口へ。
ところが、行ってびっくり!! 窓口に、長蛇の列。
このまま待ったのでは、自分の番が来るまで1時間以上はかかってしまう。
そこで、近くのINFORMATIONに相談したところ、1〜3番の窓口に行きなさいと教えてくれた。
確かに、1〜3番の窓口だけは殆ど待っている人がいない。
しかし、窓口にはCOMBINATION TICKET ONLYなどとの札がぶら下がっている。
本当に大丈夫かなと思いながら、恐る恐る準備していたメモ(自分は英語は不得手で、かつ、タイ語は全然駄目な為、事前に英語で用件を書いている)を提示した所、無事にチケットをゲット。
ただし、よほど混んでいたのか、2席とも二等寝台の上段でしたが。
料金は、611バーツ/人でした。
後で聞いた話では、ちょうどタイ北部でロウソク祭りがあり、帰省客や観光客等で窓口が混んでいたとの事。
ホテルへチェックイン後に早速夜の町へ出かけ、パッポンやタニヤを散策。
タニヤのお店は私にとっては高嶺の花。
お店の前に立っている美女たちを眺めるだけ。
パッポンのゴーゴーバーで、ビールを飲みながら旅の疲れを癒す。
その後、お腹が空いたのでシーロム通りの大衆食堂にてバーミー・ナーム(ラーメンのタイランド版)をすすっていたら、反対側に座っていた友人が突然”電車!”と叫ぶ。
もう酔っ払っているのかなーと思いながら、”ここには電車は走っていないよ”と言うと、友人は”確かに走っていた”と言い張る。
しかし、指差す方を見ても高架が見えるだけで、当然ながら線路は見えない。
やっぱし・・・ と思っていたら、突然、向こうのビルのガラス窓に光の列(電車)が映って見えて来た。
そこで、やっと思い出した。
最近バンコクに、モノレールが開通したことを。
翌朝、目がさめてホテルの窓の外を見ると、確かに走っているモノレールと駅が見える。
早速モノレール見学へ出かける事に(まるで小学生の遠足かな)。
とりあえず昨夜モノレールが見えたシーロム通りへ行ってみる。
シーロム通りとタニヤ通りの交差する場所(高架)に駅のような建物があり、右写真のような階段も設置されている。
階段を上がって駅構内に入ると、左手にチケットの自動販売機、正面が自動改札口、右手の方にカウンター。
自動販売機の左奥に、冷房の効いたちょっとおしゃれな雑貨店(キオスク)がある。
ここには、日本語の無料情報誌”ダコ”が置いてあり、バンコク市内地図(モノレールの路線図も入っている)が記載されている。
モノレールを利用するにはとても便利なので、是非入手することをお勧めします。
なお、事前に調べるにはBTS社の路線図&駅周辺図、及びチケットの種類を参照ください。
また、モノレールの駅と周辺部を結ぶシャトルバスも運行しています。
とにかく、モノレールが出来て私のような個人旅行者には大助かりです。
また、高架を走る為に眺めが非常に良く、競馬場や公園なども駅から見ることが出来ます。
高いところから市内を観光すると、歩いたり車から見るのと一味違って見える。
皆さんもうまく活用して、バンコクを楽しくエンジョイしてください。
(ちょと一言)
私たちのような外国人旅行者には非常に便利ですが、地元の人達には高すぎる料金ではないかと思います。
現在の半額くらいの料金にしないと地元の人達の利用が少なく、バンコク名物の交通渋滞も解消しないのではないかと思ってしまいました。
0. コインを準備します。
使用できるコインは5バーツ、又は10バーツのみです。
コインの持ち合わせが無い場合は、窓口にて事前に両替します。
1. 左側の路線図を見て、行きたい駅の番号をチェックします。
次にの所で、該当する番号のボタンを押します。
2.で料金分のコインを投入します。
番号と料金の対応は、左側路線図の上部を見てください。
例えば、番号が6の場合は35バーツです。
3.から、チケット(カード)を取り出してください。
4. つり銭がある場合は、から受け取ります。
5. 後は、下の自動改札口へ。
但し、改札口のドアは直ぐに閉まるのでドアに挟まれないように。
なお、モノレールのチケットはどうやら使い捨てではないようである。
日本の場合は、紙製のチケット(切符)で、裏側に磁性体が塗られているタイプが殆どであるが、ここではプラスチック製のカードであった。
多分、回収後に再び自動販売機にセットされるのではないかと思われる。
モノレールに乗りながら日本語の無料情報誌”ダコ”を見ていたら、日本語の旅行会社”ウェンディーツア”の広告がある。
場所は、シーロム線の終点駅”ナショナルスタジアム駅”の直ぐ側にあるサイアムモータービルの13階となっている。
自分1人ならかって気ままに歩くのだが、今回はバンコクが初めての友人と一緒。
やはり効率よくバンコク市内の観光をしたい。
また、日本語の旅行会社としては以前から”パンダバス”を知っているが、”ウェンディーツア”は今回初めて知った。
そんな訳で、早速”ウェンディーツア”へ行って見ることに。
まっすぐナショナルスタジアム駅には行かずに1つ手前のサイアム駅(中央駅)で降り、そこからサイアム・センターの中を通ってウィンドウ・ショッピング(実はお金の持ち合わせが少ないだけ)。
センターの外へ出て陸橋の様な所を登ると、そこは大きく広い広場のようになっている。
上から東急デパートを眺めながら、高架の歩道を通ってナショナルスタジアム駅へ。
そこで地上に降り更に数分歩くと、右側に1Fが車のショールームのような大きなビルが見えてきた。
休日なのでショールーム自体は閉店しているが、ドアはロックされていない。
広告では年中無休となっていたのでそのまま中へ。
すると、ガードマンに後ろから声をかけられ詰問される(友人の格好があまりにも胡散臭い為?)。
ウェンディーツアに行きたい旨を伝えると、ガードマンは表情を和らげ反対側のエレベータへ案内してくれた。
中には誰もいなかったが、受付のチャイムを鳴らすと22、3才位のかわいい女性が中から出てきた。
”いらっしゃいませ。ご用件は?”ときれいな日本語で話し掛けてくる。
同行した友人はそれだけで舞い上がり、”貴女は日本人?バンコクに長く住んでいるの?”等など、何をしに来たか判らない始末。
私も写真を撮らせてくださいとお願いしたが恥ずかしがって(と、言うことは間違いなく日本人ではない。)、残念ながら写真は受付窓口の光景のみ。
とにかく、本日午後の市内半日観光コース(800B)と明日のアユタヤ1日コース(1,000B)を予約して帰路へ。
なお、ウェンディツアーはホームページを開設準備中で、当面は電話、FAX、E−Mailのみとの事。
問い合わせ、連絡先は下記へ
<2001/11/18 追記>
Webを見ていたら、ウェンディーツアのホームページが立ち上がっていました。
こちらの方を参照してください。
私たちが選んだコースはワット・ポー(涅槃寺)、ウィマンメーク宮殿(ラーマ5世王宮)、ワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)を約6時間で周るコースである。
ただし、私たちが訪れたときはタイの休日で市内は車が殆ど無く、5時間弱で周ることが出来ましたが。
このコースを選んだ最大の理由は、ウィマンメーク宮殿がコースに入っていたからである。
なぜなら、ウィマンメーク宮殿は個人でふらりと入ることは出来ず、国家認定のガイド付き添いでのみ見学可能となっているので。
この寺は、巨大な黄金に輝く涅槃仏とタイ・マッサージの総本山として有名です。
にもかかわらず、私は涅槃仏を今回はじめて拝観した。
これまではガイド無しで行っていた為、涅槃仏の安置している場所がわからなかったもので・・・
とにかくはじめて見て、金色に輝く涅槃仏の巨大さに圧倒されてしまった。
1793年にラマT世が建立したそうであるが、200年以上前にこのような構造物を建立したとはまさに驚きである。
その周囲では、敬虔な仏教徒たちが熱心に祈っている。
でも男女の比率では女性の方が圧倒的に多い。
これは、男性は仏門に入ることが出来るのに対して、女性はお祈りや喜捨をすることでしか仏の道に近づくことが出来ないせいなのではないかと思う。
表に出ると中庭には、大小いくつもの仏塔がある。
これらは何時見ても見事な装飾に思わず見とれてしまう。
ただ、私の場合は、何時きても曇り空で青空を背景とした写真を撮ることは出来ない。
左の写真も雨上がりであるが、まだ空は曇っている。
一度でいいから、青空をバックに写真を撮りたい!!
これも、私の心構えが悪いかのかな・・・
また、以前は気付かなかったが、中庭に奇妙なポーズをした小さな像が多数置いてある。
ガイドの話では、マッサージを覚える為の教材だとの事。
昔、字を読むことが出来ない人達の為に、マッサージの基本を目で見て覚えてもらう為だとの説明。
しかし、残念ながら戦乱等で大部分が破壊され、現存するのはホンの一部だけ。
製作当時からの像が全て残っていたなら、写真に撮ってタイ式マッサージの教本を作成できるのに。
なお、当寺ではマッサージの教育を行っており、外国人でも受講できるとの事。
街中のあちこちにマッサージ教室があるが、ここで免状を取ればタイランド国内で仕事が出来るかも・・・
ここは、タイ史上最も偉大な王といわれるラマ5世が住んでいた宮殿を博物館として公開したものです。
当然ながら、資格をもったガイドと同行しなければ入館で来ません。
また、カメラ等も持ち込み禁止で、全て入り口のロッカー等に預けます(カギ付きのロッカーは無料で使用出来ます)。
履物も脱いで同じ場所に預けます。
この建物は、1階が煉瓦造りですが2階〜3階はチーク材を使用しており、チーク材の建物としては世界最大との事。
中に入って見学すると、ラマ5世が使用されていた日用品から諸外国から献上された品々(中には日本の着物も)、はては当時の武器から電化用品(器具)、列車の模型等ちょうど日本の明治時代頃に相当する数々の展示品があります。
残念ながら、カメラは持込不可なので内部の写真は撮影することが出来ません。
でも、確かに一見の価値はあります。
ただ意外に思ったのは、当初思ったような豪華絢爛な建物ではなく、外部の自然とマッチした安らぎを覚える造りでした。
なお、この宮殿入り口におみやげ物売り場がある。
そこで売っている錫製品を手にとって見たが、とても確りした造りである。
しかも、値段も手ごろ。
錫製品をお土産に買って帰るなら、ここをお勧めする(間違っても、免税店などで買わないこと)。
開館時間: 9:30−15:15(年中無休)
タイ文芸実演: 10:30、14:00の1日2回
寺の床、壁、柱は、名前の由来どおり全てイタリアから運んできた大理石で出来ている。
また、屋根は輝くような金色(写真では残念ながら肉眼で見た色とちょっと異なっている)。
西洋風の建築様式と、2頭の獅子や屋根に見られるような中国風の造作。
窓にはステンドグラスもはめられている。
これらのコントラストが素晴らしい。
この寺院は、ラマ5世が1899に建立したとの事。
ラマ5世が、自国の文化を保護するのは当然として、西洋からの文化も積極的に取り入れようとしていたことが良くわかる(ウィマンメーク宮殿でも同様に感じた)。
上部、右側の写真は、ワット・ベンチャマボピットの御本尊です。
ブロンズ製の御本尊で、台座の下にはラマ5世の遺骨が納められている。
せっかくバンコクに来たのに、寺院巡りだけでもつまらない。
と、いうわけで当然夜は綺麗なお姉さんが居る所で飲もうと思ったが、残念ながらお小遣いが少ない。
そこで無難なゴーゴーバーを数件回って見た。
でも、ゴーゴーバーは、じっくり飲むにはあまり向かない。
しかし、ある店に入ったらちょっと雰囲気が異なる。
ゴーゴーバーに付きものの女の子がつかまって踊るバーは確かにあるが、熱帯魚の大きな水槽が置いて有り、さらに、カウンターの作りも日本のスナック風。
時間が早いせいかもしれないが踊っている子は誰もいないので、本当に日本のスナックのような雰囲気。
また、可愛い子も二人おったので友人はすっかりご満悦。思わず長居をしてしまった。
ただ、日本に帰って写真(大きな)を見たところ、私も友人も思わず同じ事を呟いてしまった(添付の写真は大幅に縮小しています)。
あの時は、確かに可愛いと思ったのだがなー・・・
なお、一時間30分程いましたが料金は二人で約2,250円でした。
Last update : 2022-07-18T19:42:13+09:00 (Monday)