今回はバンコクへ深夜に到着し、市内に3泊後夜行寝台列車でチェンマイに行き市内見学やトレッキングを楽しむ(苦しむ?)。
チェンマイには4泊し、飛行機にてバンコクへ帰り翌日早朝に帰国の途につく。
タイ国内のホテル及び列車と飛行機のは、全てEメールにてタイの現地旅行会社に手配する。
又、チェンマイ市内の民族舞踊デナー・ショー及びトレッキングの旅行会社は、チェンマイ市内を歩いて偶然目にした日本語の看板 ”地球の歩き方の読者が推薦している” に引かれて入った旅行会社(受付の人は日本語が出来なかったが、パンフレットは日本語版がある。
また、同行するガイドは日本語が出来るので、他の旅行会社よりは全ての料金が高めであるが、語学に自信の無い人にはお勧めかも。)に依頼した。
旅行会社(SUPACHAI TOURS TRAVEL)の事務所は、ターペー門”THAPAE GATE”からナワラート橋”NAWARAT BRIDGE”に向かって30mほど歩いた左側。
(4/25〜5/3の為替レート 3.36〜3.45円/バーツ)
宿泊先のホテルへ着いたのは、夜の11時を過ぎていた。
飛行機中で、ワイン3本と日本酒を飲んだので喉が渇いている。
取りあえず冷たいビールを飲もうと、直ぐにタニヤ(日本人街)に向かった。
ところが、行ってみるとほとんど人通りが無く、ネオンや看板が消えている。
どうしたんだろうと思いながら、やむを得ず隣のパッポンへ行った。
そこでは、ゴーゴー・バーのネオンが輝いており、いつもの様に営業をしている。
早速キングスグループのゴーゴー・バー(ここはぼられる心配は無い)に入りビールを注文したが、ウィスキーならあるがビールはないと言う。
バーにビールが無いなんてそんな馬鹿な!と思いながらも、深夜で店を替えるのも面倒なのでウィスキーを注文した。
すると、出てきたのはコーラの様なコークハイ。
注文を間違えたのかなと思いながらも喉が渇いていたのでそのコークハイを飲み、すっかり気分を害してホテルへ帰った。
翌日の夕方、市内を歩きまわり喉が渇いたので「酒の店」に入りビールを注文した。
ところが、板前さんや従業員の人が口々に「キョウ ハ センキョ ダカラ ダメ、オサケ ハ ダメ」と言う。
はじめは何のことか判らなかったがよく話を聞くと、バンコクの議会選挙があり、当日と前日はアルコール類の販売が全て禁止されるとのこと。
それでやっと昨夜の不可解な一連の出来事が理解できた。
もっとも、看板を消して営業をやっている店が結構あると言う情報も入手できたので、その晩は早速その店に行った。
写真がその店(赤いグラス)です。
はっきり言って美人は少ないが静かな雰囲気で、カラオケが嫌いな私にはぴったしの店でした。
ビールを飲んで1時間800バーツ位です。
注.仏教関係の日も、タイでは禁酒となっています。
2月上旬:万仏節(マカブーチャー)
5月中旬:仏誕節(ウィサーカブーチャー)
7月中旬:三宝節(アサラハブーチャー)
9月下旬:安居入(カオパンサー)など...
日は陰暦の為、毎年変わります。
行ってがっかりしない為、事前に調べて行ったほうが良いかも!!
以前に旅行した時は予備知識が無かった為に、街で見掛けたトラデッショナルマッサージ(タイ古式マッサージ)の看板がある店に何も考えず入ってしまった。
その時は特に不満はなかったが、最近、インターネットで亜ア細亜ネットの按摩を見て”失敗した!”と思った。
なぜなら、按摩のページに書いてある”マッサージ愛好家”の言葉の通りであったから。
部屋をカーテンで仕切っただけの狭い(2畳あるか否か)の薄暗い部屋で、オバサンに2時間マッサージをしてもらって、2時間600バーツだったと思う。
それが、半分以下の金額で、かつ、マッサージ嬢は噂に聞くマッサージ・パーラーと同じように指名することが出来るとの事。
私は、今回の旅行で早速プラ・ピンクラオと呼ばれる一帯のマッサージ店に行ってきた。
結果は、按摩のページに書いてある通り。
滞在中に3回別々の店に行ったが、マッサージ代は1時間90バーツ、又は100バーツ。
しかも指名が出来る(最初の店では指名をしなかった。すると、やってきたのはどう見ても指名がほとんど無いような感じの人でした)。
部屋も明るくテレビも有り(私はタイ語が判らない為関係はないが)、隣との仕切りはカーテンではなく個室の様な感じ。
ビール等の飲み物も注文できる。
本当に’サバーイ’でした。
ちなみに、私が行ったお店の中ではサイアムハンサー店が一番のお気に入り。
写真は、その時に指名したマッサージ嬢です
注
亜ア細亜ネットのサイトは、現在閉鎖されています。
とても参考になるサイトだったのに、非常に残念です。
今回は、デジタルカメラをもって旅行に行った。
ホームページを作り始めたので、素材の写真を撮る為に購入した物である。
以前にワット・ポー(タイ・マッサージの総本山として有名である)を拝観した時は、ビデオカメラでの撮影だけなので今度はデジタルカメラで撮影する為に再び訪ねた。
ホテルから歩いていった為、入口が判らない(タクシーなら入口へ連れて行くはずですが)。
周囲をウロウロしていたら、タイ人の家族連れらしき人々が小さな門から入っていくのが見えた。
そこで私も後をついていったら、あっさりと中庭に出てしまった。
門の脇には警備室があり、タイの軍人が見張っているが特に何も言われない。
たしか以前にツアーで行った時は、ガイドがチケットを買って入ったはずであるが?
ともあれ、早速デジタルカメラで仏塔等の撮影をして廻った。
さて、撮影も終わり、さっきの門から出ようとしたら門が閉まっている。
仕方が無いので他の門から出ようとしたら、なんと、そこではしっかりと拝観料を取っている。
知らん顔をしながらそこを出て改めてガイドブックを見たら、タイ人は無料と記載されてあった。
やっぱり!!
前記のサイアム・ハンサーでも、掃除のオバサンが個室の入口で私の足を洗っているマッサージ嬢に私のことを「ビッグ・タイ?」と聞いていた。
私は当然、「日本人です。」と答えたが。
今回の旅行で少し不愉快なことがあった。
それは、タクシーの運転手が以前と比較してお金にがめつくなったように感じることが何度もあったからである。
その最たるものが、ボッタクリである。
バンコクのタニヤ(日本人街)に飲みに行った帰りの夜の11時頃、汗をかくのが嫌だったのでタニヤの出口で待っているタクシーに乗った。
ホテルの前で降り、運転手に40バーツ渡そうとしたら置けとらない。
そこで、いくらかと聞いたら600バーツくれと言う。
歩いて10分ぐらいの基本料金(35バーツ)の距離で600バーツとは余りにも吹っかけ過ぎである。
100バーツ位なら払おうかなと思っていたが、600バーツでは話にならない。
「高すぎる。そんな金額はとても払えない。車から出ろ!」と怒鳴った(ホテルの前でドアボーイがこちらを見ており、かつ、自分は既に降りている為変なところへ連れて行かれる心配も無く強気)。
すると運転手は500バーツ、400バーツ、300バーツと値段を下げてきたがとても払う気になれない。
結局、窓の外から50バーツの札を投げ入れ、後も見ないでホテルへ入った。
これ以外にも、行き先をはっきり告げたにもかかわらず違うホテルや違う店に連れて行かれ、最終的にかなり遠回りして目的地に着いたことが3回あった。
以前はこの様な事は無かったのに、残念である。
なお、今回のボッタクリタクシーはメーターが付いているにもかかわらず、メーターを作動させていなかった。
バンコクでタクシーに乗ってときは、必ず35バーツの表示(基本料金)が出ている事を確認してください。
もし、メーターが作動していない場合はボッタクリの可能性が高く、また、35バーツ以上の場合は前の人が乗った料金を加算されてしまいます。
バンコクからチェンマイへの交通手段として、豪華な旅行気分を味わう為に個室寝台を利用した。
18:00 に出発し、到着は 7:00 で、所用時間は13時間の予定である。
ちなみにチケットの手配は日本から現地の旅行会社に電子メールにて依頼したが、個室寝台は70ドル、帰りの飛行機は50ドルであった。
これは、個室(二人用)を一人で使用する為に二人分のチケットを購入した為ではあるが。
それはさて置き、出発時刻の 18:00 となった。
すると、駅の構内にタイの国歌が流れ、構内にいる人々は一斉に立ち上がり又は立ち止まって黙祷している。
国歌が終わったのでさあ出発かと思ったが、なかなか発車しない。
結局、発車したのは定刻から約20分後れの18:20頃である。
取り敢えず出発したので、改めて車内を見渡すと、何と大きな蚊が3匹も飛びまわっている!!
蚊が媒介する色々な病気が有るし、又、病気にならなくても寝ている間に刺されてはたまらないと思い必死になって叩き潰すか追い払おうとしたが、なかなかすばしこくて捕まえることが出来ない。
とうとう自分の方が根負けし、室内に虫除けのスプレー(殺虫剤は持っていなかった)を噴霧してドアを開けたまま廊下にタバコを吸いに行くこととした。
10分ほどして室内に戻ると、先客はやっと出て行ってくれていました。
このような時には、電池式の蚊取器が威力を発揮します。
列車が出発する前に車内を見て歩いたが、食堂車らしき所が見当たらなかった。
これから13時間も旅をするのに、食べ物が無くてはたまらない。
そこで、ホームに降りて駅弁のようなものを買おうとしたがお菓子やパン類、および飲み物しか売っていない。
これは困ったと思い、寝台車の車掌に「食事はどの様にして取るのですか?」と訪ねたところ車内販売が有ると言う。
食事は車内販売から取ることとし、取り敢えずミネラルウォーターと缶ビールだけを買って室内で待つこととした(後で車掌からミネラルウォーターを1本サービスでもらいましたが)。
19時頃にドアがノックされ、車内販売の人が注文を取りに来たが料理の内容がよく分からない為、メニューを持ってくるようお願いした。
メニューを見たところ、一番安いのが70バーツ、高いのは120バーツと今まで食べていた屋台の食事と比較すると非常に高い。
でも思いきって一番高いセットを注文した。
それが左の写真である。
カオ・パッ・ムー(豚肉入りの炒めご飯)、野菜炒め(ナッツも入っている)、トム・ヤン・クン(エビ入りスープ)、パイナップル、食後に紅茶かコーヒー。
なかなか美味しかった。
但し朝食は、アメリカンブレックファーストでがっかり。
なお、料金の支払いは夕食と朝食の料金を朝食の食器を下げに来たときに徴収され、釣り銭からしっかりと10バーツをチップとして取られました。
チェンマイのホテルに到着して、直ぐにクリーニングを出すことにした。
バンコクで着ていたシャツや下着、ハンカチ、靴下等をまとめて全て袋に入れる。
次に伝票に各々の数量を記入し、ハウスキーパーに電話後市内観光に出かけた。
夕方に、部屋へかえるとクリーニングが仕上がっている。
私は焦って、伝票をチェックした。
なぜなら、当日仕上げのクリーニング代は50%増しとなっていたからである。
でも、請求金額を見ると当日仕上げの料金ではないが、私が予定していた金額よりも多少多くなっている。
請求の明細を見たら、通常のU首の下着が私はアンダーシャツとして伝票に記入したのにTシャツとして訂正されていた。
アンダーシャツは15バーツ/枚に対し、Tシャツは30バーツ/枚なのでその分料金が高くなっていた。
アンダーシャツとTシャツの違いは何なのでしょう?
当日仕上げで通常料金なのでクレームは付けなかったが、タイランドでの男性用のアンダーシャツとはどのような物なのか今でも判らない。
現地旅行会社の民族舞踊&カントークディナーのツアーに参加した。
ミニバスがピックアップのためにホテルへ来た。
私が最初だったので、他にどんな人が参加しているのかなと思ったら1組の日本人夫婦だけ。
やはり、旅行会社前の日本語の看板につられて参加したらしい。
外国人がこの旅行会社を使用しないのは、他の旅行会社と比較して割高だからであろう(一般の旅行会社は200〜250バーツなのに対して、私が参加した旅行会社は270バーツであった)。
ともあれ、ショーの前にカントーク料理が出た。
それを見て唖然となった。
脚のついているお盆のような小さなテーブルに料理が載っているが、その量はどう見ても一人分。
ご飯や、もち米のご飯は別であるがこの量を3人で食べるには余りにも少なすぎる。
しかたがないので、ビール等をたくさん注文して料理の方は遠慮しながら食べていた。
ところが、暫くすると(15分位かな)給仕の人が大きな皿に料理を持ってきて、テーブル上の料理が無くなった皿に同じ料理を次々と足して行く。
つまり、本質的に料理は食べ放題であるが、一度に出す量は非常に少ないのである。
そういう事を知らなかった私たちは、お互いに遠慮して料理をほとんど食べなかった(笑)
皆さんは同じ失敗をしないように!!
今回の旅行計画では、トレッキングに参加する予定は全く無かった。
そもそも、トレッキングを直訳すれば’山麓歩き’である。
私は比較的最近に事故で2度入院(合わせて約9ヶ月間)し、体力が事故前よりだいぶ落ちている。
そんな状態でトレッキングなんてとんでもないと考えていた。
ところが、街を歩いていたら「時間が無い人の為に1日で回れるトレッキング・ツアー」の看板が目にとまった。
1日で回れるトレッキングなら大丈夫だろうと思って、ツアーの申し込みをしてしまった。
料金は、日本語のガイドがついて 800バーツ。
トレッキングの最初の行程は、象に乗って山道を登ることだった。
私は以前に何度も象に乗ったことが有る為、これは楽だなと思った。
ところが、象使いが連れてきた象の背中に付けている椅子は二人が座れるだけのスペースしかない。
ツアーの参加者は、私も含めて3名である。
どうするのかなと思っていたら、椅子には2名が座り、後の一人は象使いのように象の首に跨って乗れとのこと(途中で交代して全員が首に乗る体験をする)。
私は一度だけ同じように首に跨って乗ったことは有るが、その時は首に大きな鎖をかけていた。
その鎖を手綱のようにして乗ったが、今度は掴まる物が何にも無い。
さらに、以前に乗った時の場所は公園の平地であったが今度は山中である。
誤って象から落っこちると、崖を転げ落ちて谷川へ転落し大怪我をする。
そんな私たちの気持ちも知ってか知らずか、象は大きな木の脇を摺り抜け、枝の張っている下を歩き、狭い山道に直角になってお尻を谷に向けて排泄し、時々頭を下げる。
その度毎に、落っこちないように跨っている脚に力を込めて踏ん張ったり、身を屈めたりしなければならない。
さらに追い討ちをかけるかのように、象は時々大きなくしゃみをして鼻水を乗っている人に引っ掛ける。
また、道脇の水溜まりから鼻で水を吸い上げて自分の体に振り掛ける。
全くマナーの悪い象(まだ3歳のほんの鼻ったれ小僧[小象]だから仕方ないかな)で、散々な目に有ってしまった。
それでも、私は長いジーンズをはいていたのでラッキーであった。
同行した二人は半ズボンをはいていた為、首に跨ると象のタワシのような強い毛がふくらはぎに触れてかなり痛そうであった。
もし、これから象に乗る人は、必ず長いジーンズを着用した方がいいですよ!!
乗ってきた象と別れて、自分の足で山道を登ることになった。
最初は、多少暑いが象に乗るよりも楽だ。
・・・なんて思っていたが大間違い。
長期入院で体力が大幅に落ちていた為、カレン族の村までの行程、及び帰りの道が地獄の行進となってしまった。
とにかく暑い、暑い、暑い・・・・
周囲の風景はほとんど目に入らない。
ジャックフルーツの木は目に入ったが。
山道で、時々象とすれ違う為に道の脇にそれて休む時が束の間の休息。
象が通り過ぎると、又歩き始めなければならない。
滝の様に流れる汗をかいている私を見かねて、ガイドが何度か私の荷物を持とうと言ってくれたがそれではあまりにも情けない。
全行程を自分の荷物を持って歩いたが、あんなに汗をかいたのは始めててある。
ちなみに、このトレッキングで取った水分は、ミネラルウォーターが3リットル、コーラが1本、缶ビールが2缶で合計約4.5リットルである。
歩く行程の最後の方では、かなりヤバイ吊り橋を渡らなければならない。
しかし、その時はもう膝がガクガク。
平地を歩くのがやっとの状態。
手すりをつかみながら、やっとの思いで吊り橋を渡ることが出来た。
車に戻ったので、歩く行程はこれで終わりかと思ったが甘かった。
これからきれいな滝を見に行くとガイドが言う。
滝の近くまでは車で行くが、最後は自分の足で崖を上り下りしなければならない。
よほど車に残ると言おうかと思ったが、結局皆と一緒に滝を見に行くことにした。
そんな苦しい思いをして行ったのに、その滝は日本だったら別にどうと言うことも無い変哲の無い滝であった。
この滝を見るために、こんな苦しい目に・・・
警告
トレッキングに参加する場合は、自分の体力を十分見極めた上で参加の事!!
カレン族の村を訪問した。
息も絶え絶えにやっとたどり着いて、コーラを購入し(通常の飲料水やお菓子も販売していた)一気飲みする。
室内では、10代の少女が縫い物をしていた(観光用のデモかもしれないが)。
少し落ち着いてから、村の中を見て歩くとちょっとビックリする光景が見られた。
それは、犬、猫、鶏(鶏ではないかもしれないが同じぐらいの大きさの鳥)、ひよこ等が家の周囲や庭の中を自由に歩き、お互いに警戒している素振が待ったく無い。
むしろ、警戒しているのは私たち観光客に対してである。
日本でも、テレビなどで犬と猫が一緒に遊んだり、ひよこを連れて歩く犬などが紹介されるが、それは、ひよこを襲うはずの犬が襲わないので珍しいからである。
ところが、カレン族の村やもう一つの少数民族の村でも、犬や猫がひよこを襲うことが無い為、すべて放し飼いにしているのである。
又、犬と猫がけんかをすることも無いのである。
私が前に紹介したバンコク市内の屋台村では、テーブルの下に犬や猫がいつもかなりの数たむろしていた。
日本の私の実家では、食事をしていて一寸席を立つとおかずの魚はあっという間に猫に取られて無くなっていた(20年以上前の事であるが)。
それが、バンコクの屋台村では食事をしている客が自分の物を与えない限り絶対に盗み取ったりしない。
当然、テーブルに上がったりすることはない。
又、バンコク市内にはかなりの野良犬がうろついているが、飼い犬も含めて犬が吠えるのを聞いたことが無い。
これは、タイランドの動物達は基本的に性質が攻撃的ではないと言うことであろうか。
飼い犬なら躾ているとも考えられるが、野良犬まで大人しいのでこれはやはりお国柄ではないのでしょうか?
トレッキングの最後の行程は筏(イカダ)による川下りである。
筏に乗る前に、ガイドがタバコ、パスポート、現金等の持ち物を全て預けてくださいと言う。
筏が転覆した場合等に備えてとのこと。
でも、乾季の為水量は少なく、そんな危険は感じられなかったが取り敢えずガイドの言うことに従った。
靴と靴下もガイドに預けて裸足で筏に乗り込む。
ガイドは車でイカダの到着する場所まで先に行って待っている事になっている。
筏の船頭は二人で、一人は現地の本職の人が筏の前を、もう一人はツアーの参加客が後ろで交代で行う。
暫くは静かな川面をゆっくりと進んで行った。
やがて、早瀬になる。
雨季であれば、ここは船頭の腕の見せ所であるが、今は乾季。
筏の底が、岩に擦ってなかなか進まない。
所々では筏から全員降りて筏を押したり、ある場所では筏を担いで運ぶ場面も。
岩に何度もぶつかったり底を岩に擦ったりしているうちに、筏を組んでいる竹の一本が真っ二つに割れてしまった。
たまたまその時は私が船頭をしていた為、素足を割れた竹の間に挟んでしまった。
焦って足を引き抜いたが、左の足首は傷だらけ。
ヒリヒリする足の傷を我慢してさらに筏を漕いで行くと、再び浅瀬に突き当たり又止まってしまった。
すると、川遊びをしていた近くのオジサンが私たちの筏に乗り込んで竿で岩を押し、筏を動かすのを手伝ってくれた。
しかし、筏が動き出し深みに入ったとたん・・・ 定員オーバーで筏が後ろの方から沈んで行く・・・
船頭役で筏の後方に立っていた私はバランスを崩し、頭から川の中へ ドボーン !!
必死になって筏に戻り、乗り込んだが、又筏が沈んで再び川へ投げ出される。
次の浅瀬で、乗り込んできた現地のオジサンが降りてくれたので、私はやっと筏に戻ることが出来た。
右上の写真ではよく分からないが、この時の私は全身びしょ濡れ。
これこそ、小さな親切大きなお世話である。
結局ホテルへ戻るまでシャツからズボンまでびしょ濡れ。
ホテルには靴を手に持ったまま素足で入って行った。
でも、荷物をすべてガイドに預けていて本当によかったと思う。
私は日本酒が好きであるが、旅行した時は必ず現地の地酒を飲むようにしている。
タイランドでは、残念ながらタイランド特有の地酒は一般の店では味わうことは出来ない。
でも、ウィスキーやビール等は当然ながら製造販売している。
そんな訳で、タイランドに行った時はもっぱらビールを飲むことにしている。
飲むと言っても、ホテルで飲む訳ではない。
原則的に、現地の人も飲みに来るような場所に行くことにしている。
過去に何度も行ったパタヤ・ビーチではいわゆるオープン・バー(屋根だけが有って壁やドアが全く無いカウンター形式のバー)で毎晩飲んでいた。
チェンマイでは残念ながらオープン・バーはなかったが、壁は有るがドアと入口の壁が無いカウンター形式のバーはたくさん有ったので、そういうバーで飲んでいた。
昼の時間帯は店の中に女の子が一人か二人(夜は10人前後)で、のんびりとやっている。
お店によっては、お客のリクエストによりビデオ(レーザーデスクから違法コピーした物)で映画を見せてくれる。
私は、映画を見たり女の子とフォー・スターやその他のゲームをしてのんびりとビールを飲む。
こういう店で飲むと、とても安く済む。
特に、開店から夕方8時頃まではハッピー・アワーといって割引料金を設定しているお店が多い。
チェンマイ最後の前日に昼の1:00頃から夕方の7:00頃まで飲んでいたが、482バーツ(日本円で1,600円前後)で済んだ。
当然釣り銭の18バーツ(60円前後)は女の子にチップとして渡した為、500バーツとなったが。
これが日本だったら数万円でしょうね。
又、こういう店ではよその国から来た観光客とも友達になることが出来る。
右上の写真はカナダから来たWilliam Weirさんで、私と女の子がやっていたフォー・スターと言うゲームを興味深げに見ていた為、私がルールを教えて一緒にゲーム対戦した人である。
写真は電子メールで送りましたが。
チェンマイは美人が多いことで有名である。
タイ国内での美人コンテストの入賞者は、圧倒的にチェンマイ、又はその近辺出身者が多いと聞く。
私も期待していたが、バンコクやパタヤとあまり違いが無いように感じた。
少なくとも、日中の街中ではあっと思うような美人は見掛けない。
しかるべきところに行けば美人も多いのかもしれないが、私が行くような バー・ビアではちょっと無理かな・・・と、思っていたらそうでもなかった。
前記の バー・ビアを出てホテルへ帰ろうと思ったが、最後の日だからもうすこし飲もうと考え直し,ホテルへ帰る途中の店へ立ち寄った。
そこでもお店の女の子とゲームをしながら2時間ほど飲み、そろそろ帰ろうかなと思った時、女性5人ほどのグループが入ってきた。
ふと其方を見たら、グループの中にはっとする可愛い女性がいる。
何となく帰るきっかけを失い、そのままビールを飲みつづけていた。
ビールを飲みながらちらちらと見ていたら視線が合ってしまい、思わず片手を上げて挨拶をする。
そのうちに、女性のグループは帰ってしまった。
さっきの女性は可愛いかったなどと思っていたら、何と、その可愛い女性が戻ってきて私の脇に座った。
そして、「貴方はまだ此所に居ますか?」と私に尋ねる。
本当はすぐに帰ろうと思っていたが、「ずっといます」と答えた。
すると、その女性は「1時間ぐらいで又来ます」と言って帰って行った。
それから1時間以上待っていたが、先ほどの女性はまだ来ない。
お店の女の子に「さっきのレディはもう来ないよ」と言われたが、私は負け惜しみも有り「来なくても別にかまわない」と言いながら更に待っていた。
待つこと30分位待だったろうか、さっきの可愛い女性が本当に一人でやってきた。
それから数時間、一緒に食事をしたり飲んだりしながらチェンマイに来て一番楽しい一時。
もっと前に出合えたらなあ・・・と思いつつ心を残して翌日チェンマイを発った私であった。
Last update : 2022-07-18T19:42:08+09:00 (Monday)