チェンマイにおけるインターネット事情です。
当初はSo-netの海外ローミングサービスを使用していたので特に問題なかったのですが、2004/11からサービス内容が変更になってチェンマイ市内から使用するにはかなり割高となってしまいました。
しかし、他のプロバイダーを探すにしても、日本国内と違い言葉の壁があって情報収集には大変苦労しました。
また、部屋に電話回線を引くだけでも一苦労です。
私の体験談を元に、チェンマイのインターネット事情を紹介します。
チェンマイでは、ISDN接続は殆ど利用されておらず、ADSLサービスは地域によってはなかなか加入できません。
従って、以前に日本で使用したダイヤルアップルーターがあれば(あるいは、入手することが出来れば)重宝すると思います。
ちなみに、ダイヤルアップルーターをチェンマイで購入しようと大分探しましたが見つけることが出来ませんでした。
なお、パソコンにモデムがついていない機種を持ち込む場合は、モデムはこちら(チェンマイ)で購入することをお勧めします。
値段的にもそんなに高くないし、安心です。
日本で販売されているモデムは、ほとんどが日本国内だけでの動作保障となっています。
日本のアナログ回線規格とタイランドのアナログ回線規格は異なるので、日本で販売しているモデムは動作しない可能性があります(最悪の場合はモデム破損の可能性も)。
先に書いたダイヤルアップルーターの話と矛盾することを言っていますが、これは事実です。
従って、日本から持ち込んだダイヤルアップルータも動作しない(あるいは、破損する)可能性があります。
あくまでも、使用していないダイヤルアップルーターが有ったらと言う事ですので誤解の無いようにお願いします。、
厳密に言うと、通信機器等は使用する国の機関の認定が必要です。
未認定の通信機器を使用することは、違法となります(少なくとも、日本の法律では)。
チェンマイ(タイランド)でも数社のプロバイダーがあり、料金体制も従量制やプリペイド制などがあります。
しかし、どの方式でも日本のプロバイダーと比較するとかなり割高です。
もし、月に20時間以上使用することが確実であるなら定額制のADSL接続も選択肢の一つです。
<2004/10/14 追記>
so-netの海外ローミングサービス内容が2004/11から、変更になります。
残念ながら、タイの場合にはバンコク以外は従量制となってしまいます。
現在、タイ国内からso-netの海外ローミングサービスを使っている方は、上記リンクからサービス内容を確認して下さい。
バンコク在住の方は、契約をエリアチョイスに変更することを強くお勧めします。
また、タイ国内ではADSLの格安サービス(日本よりは高いですが)が大分普及してきました。
大都市周辺でしか使えないとか、引き込んでいる電話会社によってはあまりの需要に施設が間に合わず、1年以上待たなければならない、電話交換局から離れている場合には利用できない等の制限はありますが、もし、利用できる環境(住んでいる地域、契約している電話会社等)であれば、ADSLの方がso-netno海外ローミングサービスよりもはるかに高速で、かつ、利用料金も安くなります。
パソコンのトラブルにご自分で対応できる方であれば、ADSL接続を強くお勧めします(私の場合には、パソコンが起動できなくなるトラブルが2回発生しています)。
TOTの電話回線を利用している方は、無料でインターネットサービスが受けられます。
但し、1回の利用限度時間は2時間となっていますが。
市内の電話代は1回3バーツなので、電話代込みで実質の利用料金は3バーツ/2時間と言う事になります。
一般的なインターネット利用者は、これで十分でないかと思います。
興味のある方は、TOTONLINE 1222をご覧になって下さい。
なお、既にこのサービスを受けている人によると、回線が特に遅いとか接続し難いというという事は無いとの事。
日本からチェンマイ(海外)に行く場合、メールアドレス(メールサーバー)をどのようにするかという問題がある。
考えられるのは、以下のような方法である。
上記1の場合は、従来使用していたメールアドレスが変わってしまうので知人達にメールアドレスを徹底する必要がある。
また、プロバイダーによっては、メールサービスを行っていないとかメールサービス(メールアドレス)は別料金という場合があるので注意が必要である。
上記2の場合は、取得したメールアドレスの信用が無い(自分を偽って幾らでも取得できる為)。
その為、友人や知人との連絡に使う分には問題ありませんが、インターネットによる買い物などには使用できません。
私の場合は、上記3の方法でインターネットメールを利用していました。
独自ドメインを取得してメールサーバーはWebARENA Suite2を使用し、チェンマイではCATのADSL接続です。
ところが、数日前からメールの受信は出来るがメール送信は全く出来ないという状態が続いています。
メールソフトの再インストールや再設定、ファイアーウォールの設定見直し。
更には、1ヶ月以上前にバックアップしていたファイルからシステムボリュームの回復を行ってもメール送信が出来ない現象が解決できません。
どうしようかと途方にくれていたところ、メールサーバーのレンタル契約をしていたプロバイダーより以下のメールが送られてきました(以下メールの一部抜粋)。
上記メールの情報やメール送信時のエラーメッセージから判断すると、どうやら私がチェンマイで契約しているインターネットプロバイダーでは、日本よりもいち早くOutbound
Port25 Blockingによるメール送信規制を実施したらしい。
それによってメール送信が出来ない障害が発生しているようである。
幸いにして、私が契約しているメールサーバーではOutbound Port25 Blockingの回避を2/17より行える(もっと早く実施してもらえたかった)ようであるが、Outbound
Port25 Blockingによるメール送信規制を回避出来ないメールサーバーの場合にはメール送信が一切出来ない事になる。
また、現時点ではOutbound Port25 Blockingによるメール送信規制を行っていないプロバイダーも、スパムメール防止のために順次Outbound
Port25 Blockingを行うものと推測される。
その為、海外から日本のメールサーバーを使用する予定の方は、事前にOutbound Port25 Blockingによるメール送信規制を回避出来るか否かを確認しておくことを強くお勧めします。
ご注意
格安のADSL接続サービスの場合は、メールアドレスは付いていません。
先に説明した、HotmailやExcite mail などの無料のWebメールを使用するか、別途メールサービスを提供しているプロバイダー等と契約する必要があります。
メールサービスを選択する場合の注意事項や留意点は、こちらを参考にして下さい。
住居に格安ホテルやゲストハウスではなく、コンドミニアムを選んだ最大の理由はインターネット用の電話回線を確保するためである。
住むだけならば格安ホテルを長期契約したほうが良いと思われるが、電話代が住居代よりも高くなってしまう。
そんな訳で、インターネット接続のための一般の電話回線を引けるコンドミニアムを選んだのであるが、電話回線の契約や引き込みに長時間かかってしまう。
そこで、コンドミニアムの管理人に相談したところ、同じコンドミニアムで使用していないTOTの電話回線を持っている住人がいるとの事。
早速管理人にお願いし、使用権を譲ってもらうことに。
新規で回線を引くには1回線3,350バーツ掛かるようであるが、請求されたのは6,000バーツ。
ちょっと高いなと思ったが、数日後には電話が開通。
かなりラッキーであった。
なお、受け取った書類は”サイン済みのIDカードのコピー”、”サイン済みの住民票のコピー”、”サイン済みのTOT電話回線に関する委任状”である。
<2003/10/22 追記>
電話料金の支払いは、電話回線の名義人の所に行った請求書を管理人が受け取り、それを元に名義を借りている(電話を利用している)人たちから集金して一括して電話局に納付することになっている。
しかし、名義人が不在などの理由により管理人が集金することが出来ずに納付が遅れて回線が切られるトラブルがたびたびあった。
そこで面倒であるが、電話回線の名義を自分に変更することにした。
チェンマイイミグレーションに行って在住証明書を貰い(写真、コピー代、手数料で合計616バーツ)、チェンマイ市役所で印紙を購入(10バーツ)してTOTの電話局に行って手続きをした。
ところが、書類がすべて揃っているはずなのに名義変更が出来ないとの事。
タイ語が殆ど出来ない自分は友人に電話をして翻訳してもらったところ、名義変更をするにはワーキングパーミット(労働許可書)が必要であるとの事であった。
結局、TOTの場合はnon-immigrant visa-O-Aやnon-immigrant visa-Oでは、本人名義での電話回線を引くことが出来ないということである。
請求書の送付先変更用紙を貰ってトボトボと帰る羽目になってしまった。
<2004/08/30 追記>
ADSLによるインターネット環境がどうしても欲しくなり駄目もとでTT&Tのサービスセンターへ行ったところ、そこでは長期ビザ(non-immigrant visa-O-A)とタイ国内で取得した運転免許証の提示のみで電話回線の新規契約が可能でした(ワーキングパーミットや居住証明書は不要)。
つい最近知ったのであるが、いわゆるブロードバンド回線をチェンマイでもサービスをしていることが判明した。
また、比較的安価なADSLのサービスも開始されるようである。
入手したパンフレットより、サービス概要を掲載しますので参考にして下さい。
なお、詳細をメール等にて私宛へ質問されてもお答えできません。
<2004/09/06 追記>
私も、ついにADSL回線を契約し、日本よりはまだまだ遅く高いですが一応ブロードバンド環境となりました。
その顛末は、TT&Tの電話回線新規契約とADSL加入契約をご覧になってください。
上り回線はモデム経由にて従来の電話回線を利用するアナログ通信で、最高速度は電話回線の環境により低下する場合がある(カタログには記載していないが)。
下り回線は衛星経由で60Cmのパラボラアンテナで受信し、Turbo USB Boxを使用してパソコンと接続する。
回線速度は気象条件により低下する場合がある(カタログには記載していないが)。
60CmのパラボラアンテナとTurbo USB Boxは、iPTV Package価格で1,500バーツ(のようである)。
契約種別とサービス内容、毎月の利用料金等は、以下の通り。
基本サービス | IPTV-Plus | IPTV-Gold | IPTV-Advance | IPTV-Pro |
---|---|---|---|---|
接続時間 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
最大回線速度(下り/上り) | 256k/56k | 256k/56k | 256k/56k | 256k/56k |
データ送受信バイト数 | 750MB | 1,500MB | 3,200MB | 5,500MB |
E-Mailアカウント数 | 1 | 1 | 10 | 20 |
E-Mail 受信ボックス容量 | 10MB | 10MB | 10MB | 10MB |
E-Mail アカウント数 | 1 | 1 | 10 | 20 |
ホームページ容量 | − | − | 10MB | 10MB |
毎月の利用料金 | 1,500Bath | 3,000Bath | 6000Bath | 10,000Bath |
加入料金 | 6,000Bath | 6,000Bath | 6,000Bath | 6,000Bath |
データ送受信バイト数超過料金 100Mbに付き |
250Bath | 250Bath | 250Bath | 250Bath |
電話交換局から4Km以上離れている場合はISDNを利用するか、これを利用するしかないでしょう。
問合せ先2004年より新しいサービスが始まり、利用料金は現行の約1/4〜1/5となっています。
ただ、サービス開始とともに加入希望者が殺到し、ADSLの接続可能回線数を超えてしまいました。
現状では、施設の増強をする度に加入募集を開始しては過ぎに満杯になり、すぐに加入募集を停止するような状態を繰り返しているようです。
加入したい方は、こまめに加入募集状況をチェックしてください。
なお、下記表はADSL利用料金のみで、プロバイダー料金は別途です。
これから電話回線を引くのでしたら、TT&Tの電話回線新規契約とADSL加入契約をお勧めします。
サービス品目 | 毎月の利用料金 |
---|---|
256Kbps/128Kbps | 900Bath |
512Kbps/256Kbps | 1,000Bath |
1Mbps/256Kbps | 1,500Bath |
1.5Mbps/256KBps | 1,800Bath |
2MBps/256Kbps | 2,000Bath |
大手インターネットサービスプロバイダー(ISP)3社は、12月中に一斉にブロードバンドサービスの値下げに踏み切る。TOTコーポレーション(旧タイ電話公社)が、情報通信技術省の方針に基づき、来年1月から開始する格安サービスに対抗する。
この3社は、CSロックスインフォとアジア・インフォネット、KSC。このうちCSロックスインフォは、月額料金1000バーツ、モデム代金3000バーツとし、アジア・インフォネットは月額550バーツ、モデム代金1800バーツ。KSCの料金設定は未定。このほか、ジャスミン・インターナショナルが既に11月末から月額1390バーツに値下げしている。
また、CATテレコム(旧タイ通信公社)も来年からブロードバンド事業に参入し、月額900バーツでサービスを提供することを検討している。
TOTのサービスでは、月額料金を999バーツ、ADSLのモデム代金を無料とする予定。現在のブロードバンド利用者数は約1万人に止まっているが、同省はTOT参入により来年中に100万人に増えると見込んでいる。
Last update : 2022-07-18T19:42:36+09:00 (Monday)