หมูจุ่ม
ムゥ・ジュン
タイスキはかなり有名だが、このイサン風のタイスキはあまり知られていないと思う。
タイスキの場合は食材としてとにかく様々な魚介類、野菜、ツミレ、そしてお好みにより肉類である。
これらの多様な食材の中から、各々が好みの食材を色々選んで注文する。
しかし、イサン風タイスキはまず肉がありき。
あとは、スイートバジル、白菜などの野菜、春雨、そして玉子と非常にシンプルな食材がセットとなっている。
使用する肉は、豚肉、牛肉、あるいはそれらのモツ。
下の写真は、豚肉のイサン風のタイスキである。
料理名を直訳すると”豚・浸す(ひたす)”で、まさに料理をそのまま表している。
タイスキと異なるのは、食材だけではない。
一般的に、タイスキの場合は1つの鍋を大勢で囲んで食べる形式である。
しかしここで頂いたイサン風のタイスキの場合は、食材セット、鍋、小さな七輪が一人一人に付いてくる。
また、タイスキの場合味の決め手はタレであるが、イサン風タイスキの場合はスープが味の決め手となる。
一応、頼めばタレも付けてくれるが、そのまま食べても美味しくいただける。
調理は方って簡単。
スープが煮立ったら食材を入れ、玉子を溶いて入れるだけ。
後は、火が通ったものから順にいただく。
スープ自体の味付けだけでも十分に香辛料が効いているが、好みでタレに浸けてもよい。
七輪の中の固形燃料が燃える時間は限りがあるので、食材は一気に全て入れること。
そうしないと、燃料を追加しなければならなくなる。
なお、このタイ料理はAntique House Restaurantで頂きましたが、1人前119バーツでした。
タイランドでは、一般的に鍋物料理は結構高くつきます。