แกงโฮ๊ะ
ゲーン・ホ
私がこの料理を初めて食べたのは、糸コンニャクを主な食材としたゲーン・ホである。
その為、ゲーン・ホとは糸コンニャクのカレーだと思ってしまった。
しかし、それは誤りで、”色々な食材を混ぜて作った汁気の少ないタイ風カレー”を総じてゲーン・ホと呼んでいる。
そのため、ここでは”実だくさんのタイ風カレー”と意訳している。
行商のオバサンから買ったゲーン・ホと、 高級タイ料理レストランのゲーン・ホを紹介します。
行商のおばさんから買った、糸コンのカレーともち米を炊いたご飯。
行商の人が肩に担いでいる天秤の籠には、色々な料理が小さなビニール袋に詰められて入っている。
一袋は5バーツか10バーツのものが殆んどである。
ちなみに、下の写真のもち米で炊いたご飯は5バーツ、糸コンのカレーは10バーツで締めて15バーツ。
チェンマイで売っているカップヌードルよりも安い(というか、カップヌードルが高いのかな?)
最初見たときは日本にもあるような糸コンの煮物のような物かなと思い、料理の名前を聞いたら”ゲーン・ホ”だと言う。
タイ語で”ゲーン”と言うものはタイ風のスープ、あるいはタイ風のカレーの様なもので、一般的に辛い味である。
確かに良く見ると唐辛子が入っており、しかもラーユ(辣油)もたっぷりと入っている。
右の写真にて緑色の大きい大豆のように見えるのは、マクアプゥワング(มะเขือพวง)という非常に小さな種類の
あるタイ語辞書では、”カレー用
ビニール袋から取り出し、皿に盛って恐る恐る食べてみることに。
もち米のご飯と糸コンカレーを交互に一口、二口と食べたが、辛さは思った程ではない。
中に入っている肉は、骨付きの鶏肉(ここはタイなので当然ながら軍鶏の肉である)。
骨の周りに申し訳程度肉が付いているだけで、しゃぶるのがやっと。
なんか物足りないなー などと思っていたら、口の中がだんだん熱くなって来た。
この料理は、食べれば食べるほど辛さが蓄積してくる感じである。
全体の2/3程食べたところで、ついに自分も辛さに耐え切れなくなってきた。
辛さのために汗が顔中から噴出している。
ついに辛さのためにギブアップ。
辛さのために料理を残したのは殆んど記憶が無いが、この蓄積する辛さには参ってしまった。
こちらは、タイ料理の高級レストランで頂いたゲーン・ホ
行商から買った料理と違いとにかくたくさんの食材を使い、同じ名前の料理なのに、中身は全く別の料理となっている。
味も全く異なる、
もっとも、このレストランは外国から来た観光客が主な客層なので、辛さを抑えいるのも一つの要因かもしれないが。
これなら、辛いものにあまり強くない人でも食べられます。