บะหมี่น้ำ
バミー・ナーム
庶民の食べる代表的なタイ料理の一つ、バミー・ナーム。
よくタイ料理などの本にバミー・ナームをタイ風ラーメンと紹介しているのを見かける。
しかし、バミー・ナームを”タイ風ラーメン”と表現するには、かなり抵抗(無理)がある。
なぜなら、いわゆる日本のラーメンとは味もスープもかなり異なっているから。
直訳すれば”スープに入っている中華麺”であるが、これではかえって解りにくいのでタイ風ラーメンと表現しているのであろうと思われる。
下の写真は、各々異なるお店で食べたバミー・ナームである。
見て解るように、一口にバミー・ナームと言ってもスープや具が異なり、本当にいろいろな種類があります。
このバミー・ナームのスープは、1番一般的なスープである。
スープの色は殆んど透明で、味も非常に薄味。
好みによるが、私がこのバミー・ナームを食べる場合は、たっぷりとナムプラー(魚醤)とピックナムソム(唐辛子の入った酢)をふりかけて味付けをする。
具として入っている丸いボール、太い麺、カマボコのようなものは全て魚を材料としており、日本で言えばツミレのようなものです。
なお、これは大衆食堂で食べましたが30バーツでした。
チェンマイ、ナイトバザール近くの屋台で食べたものです。
このスープは、色は薄いが味はものすごく濃い。
麺の食感は日本のラーメンにかなり近く腰もあった。
入っている具は、上記のツミレのほかに、白身魚の切り身、豚肉の脂身、茹でた大根が入っています。
1杯25バーツでした。
これもチェンマイ市内の大衆食堂で食べたバミー・ナームである。
但し、大衆食堂といってもただのお店ではない。
かの有名な”チェル・チュワン・チム”の称号を受けたお店である。
スープは独特の深い味わい(各種の薬草が使われているとの事)があり、また麺の舌触りも良い。
全体的に中国色が強いが日本のラーメンにも近く、薬膳ラーメンと言っても良いかもしれない。
特筆すべき事として、具の中にブタの血を固めたのが入っている。
何も知らないで食べれば、美味しいレバーだと思うかもしれない。
こんなに美味しいのに1杯20バーツ。
上記の中で、一番安くて一番美味しいが、残念ながらボリュームが1番少ない。
おやつとしてなら良いが、通常の食事としてはこれだけでは物足りない。
しかし、一度に2杯注文するのもちょっと・・・