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機能していない外務省の「ORRネット」
(在留届電子届出システム)

外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する人は、旅券法第16条により、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に速やかに在留届を提出することが義務付けられています。
また、3ヶ月以内の短期滞在でも災害やテロなどの場合に情報を速やかに受け取ることが出来るよう在留届を出すようにNHKの海外安全情報では勧めています。
以下は外務省のHPからの引用です。

在留届が提出されているとこんなに安心

私は、チェンマイに長期滞在(少なくとも1年間以上)する為に、外務省のHPにある在留届電子届出システム「ORRネット」より2003/6中旬に在留届出を行い、2003/06/24に在留届出を受理した旨のメールを受け取りました。
私としては、遅くとも7月中には在留届出が完了し、なんか重大な事件(テロ等)が有れば日本大使館からメールや電話等で連絡を受けられると安心しきっていました。
ところが、それなとんでもない間違い。
本日(2003/10/27)チェンマイの日本領事館に行き、在外選挙人名簿の登録を行おうとした所、在留届が出されていない為に登録出来ないといわれてしまった。

在留届出受理のメールを受け取ってから既に4ヶ月以上経過しているのに、まだ手続きが完了していない!

しかも、対応に当たった係員からは、在留届出をこの場で再度提出するように求められた。
これには、本当にあきれ返ってしまった。
それでは在留届電子届出システム「ORRネット」はまったくの飾りで、実際は機能していないと言っている様なものである(現実的に、その通りであるが)。
大切な国民の税金を使って築き上げた在留届電子届出システムは、単に在外大使館や在外領事館の大使館職員の事務手続きを簡略化して事務量が減り、それを利用する国民はシステム化される前よりも不利益をこうむっている
しかも、この事実は該当者が何らかのアクションを起こす(またはトラブルに遭う)までは全く判らない
その為に、このような問題を放置出来るのだろう。
「ORRネット」によりインターネットから在留届出を出している他の方々も、私と同様に実際には現地の大使館や領事館に登録されていないのであろうか?
目まぐるしく変わる世界の状況に対応して、これで外務省は海外在住の邦人を本当に保護することが出来るのだろうか?
現状を見ると、外務省では在留届出(在外邦人)を軽視していると言わざるを得ない
過去にネット上で見た、”日本大使館に保護を求めたが拒否され、アメリカ大使館に保護された日本人の話”などを思い出してしまう。

結局、今回の衆議院選挙に関しては投票する権利を行使することが出来ない結果となってしまった。
今回の件については、取り合えずORRネットに、メールにて在留届出の状況を問い合わせ中である。
はたして、回答が来るのか否かは不明であるが回答を待つしかない。
また、選挙人名簿登録に関しては、私がインターネットを介して(ORRネットにて)提出してある在留届出が外務省からチェンマイ領事館届いた時点で処理してもらうように依頼しています。
それらの結果は、このページで報告します。
なお、念の為にORRネットの”在留届(変更・帰国申請)”にてデーターが入っているか否かを確認した所、私のデータが入っている事は確認できました。
また、その際に住所の一部が誤っている事が判明したので訂正し、変更を受理したメールもORRネットより受信しています。

インターネット上から在留届を行った方は、本当に登録されているか否か大使館や領事館に確認することをお勧めします
でも、これでは在留届電子届出システムの存在理由が半減してしまうが ・・・

以上、2003/10/27での話です。

<2003/12/11>
今日時点で”ORRネット”にて在留届を提出してから既に約半年、メールにて問い合わせてから既に7週間以上経過していますが、”ORRネット”からも、チェンマイの日本領事館からも何の連絡もありません。
やはり、外務省の”ORRネット”は全く機能しておらず、飾だけのようです。
”ORRネット”にて在留届を出すのは止めた方が賢明です。

<2003/12/23>
本日、自室に帰った所、”チェンマイ領事館”から”2004年新年名刺交換会のご案内”が来ていました。
これが来たという事は、多分、私の在留届が日本本国からチェンマイの領事館まで届いたからだと思います。
ただし、案内状の住所は10/27に訂正した住所ではなく、06/24に受理された時点での住所でした。
それにしても、インターネット経由にて在留届を行ってから現地の大使館(領事館)までそのデータが届くまでの期間があまりにも長すぎます。
結局、ORRネットにて在留届を提出してから実際に登録されるまで約6ヶ月掛かりました
ちなみに、外務省に在留届の確認メールを2003/10/27に送りましたが、今日時点では何の返答も有りません
多分、問い合わせのメールはOORネットの担当者に完全に無視され、今後とも返答は来ないでしょう

<2004/03/15>
3/12にチェンマイ日本総領事館から、在外選挙認証が届いたので取りに来て下さいとの電話連絡が来た。
本日チェンマイ日本総領事館に行き、在外選挙認証を受け取って確認。
登録日は、”2004年1月9日”となっていました。

<2005/01/04>
2004/12/26に発生したインドネシアのスマトラ島沖の巨大地震と大津波から9日が経過した。
私は在留届けを出しているので、日本大使館や領事館から安否確認の電話や電子メールが来るのではないかと思っていたが、今日時点で何の連絡も来ていない。
昨日、知人とその件に関して話していた所、知人も在留届を出しているがやはり安否確認は来ていない。
しかし、知人の所へお客さんとして来た日本人の話では、”私の所へは安否確認の電話が来た。主だった人達には安否確認をしているという話だった。”との事。
私のように、主だった人ではなく、しかも家族もいないような人が今回のような災害に巻き込まれた場合には、行方不明になった 事も知られずに人知れず消えていくのかな。
一言言いたい。

何の為の在留届なのだ!!

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