チェンマイに来た当初、よく耳にしたのが車を騙し取られたとか家を騙し取られたという話である。
しかしよく話を聞くと、騙し取られたというよりも本人が車や家をプレゼントしたと言った方が正しいケースが大部分である。
街中で女の子に財布を見せて近好き、手続きが面倒だから(或いは出来ないから)女の子名義で車や家を買い、最後にはお金のもつれや他の女の子とのトラブルで別れてしまう。
その時に手切れ金として、女の子名義の家や車を持って行かれただけの事である。
この様なトラブルを避けるためにも、他人の名義を借りるような事は止めましょう。
また、他人の名義を借りなければ購入できないものには手を出さないように。
ようやくロングステイビザ(non-immigrant visa-O-A)を取得してタイランドへ入国し、日本大使館にも在留届けを出した(但し、インターネットにて)のでバイクを購入することが出来るようになった。
というのは、日本人がバイク購入や電話回線を引くには日本大使館(あるいは領事館)領事部発行の在留届出済証明、またはタイランドのイミグレーションが発行する居住証明書(日本での住民票に当たるもの)が必要となるからである。
証明書はチェンマイの領事館からもらうのが一番簡単(日本語で手続きが出来るので)であるが、手数料が高く、かつ、在留届をインターネットで行ったために、そのデータがチェンマイの領事館にまだ届いていない可能性がある。
そのような訳で、チェンマイのイミグレーションへ行くことに。
必要なものは、写真が2枚とパスポートの写真があるページ、ビザのページ、出国カードと入国スタンプがあるページの各々のコピーと申請書である。
チェンマイのイミグレーション内にある小さな食堂でポラロイド写真(4枚で100バーツ)とパスポート等のコピー(3枚で6バーツ)を行い、申請書に必要事項を記入(証明書の使用目的を明記)して無事にバイク購入用の居住証明書を取得。
手数料は500バーツでした(今年の4月頃には250バーツだったと言う話なので倍近く値上がりしたようです)。
受け取ったバイク購入用の居住証明書を手に、早速、バイク販売店があるニーヨムパニット(Niyom Panich)へ。
以前から目をつけていたHONDA Wave 125を購入。
このバイクは、前輪がデスクブレーキのセル・モータ付。
強制保険なども含めて総額47,900バーツ。
これだけの金額をATMで引き落とすのは面倒だし、安全のためにも支払いは、シテイ・バンク(シテイコープ)のクレジットカードで。
翌朝には、購入したバイクがサービスのヘルメット2つとジャンパーと共に自宅まで運ばれてきた。
早速乗り回したが、チェンマイで生活するにはバイクは必須ということを改めて実感。
足が確保できて活動範囲が大きく広がり、本当に便利になった。
大満足!!
ちなみに、写真のヘルメットはサービスで貰ったものではなく、以前日本で使用していたヘルメットを持ってきたものです。
はっきり言って、こちらのヘルメットはあまり信頼できそうな感じがしないので。
なお、こちらでヘルメットを使用する場合は、バイクについてきたサービス品や200〜300Bの安物ではなく、800B程度の高級品を購入することをお勧めします(なんといっても自分の命を守るものですから)。
<2004/06/27 追記.>
このバイクを購入してから今日時点で約1年弱であるが、日本では考えられないほど数々のトラブルにあっている。
最初のトラブルはバッテリー。
バイクが届いてから3週間後にはセル・モーターが動かなくなり、ホンダ直営の修理店に持っていっても根本対策は取らずにバッテリーの充電にて誤魔化され、朝1番に始動する時はセルを使わずにキックを使うようにとか毎日の走行距離が短すぎるなどと言われていた。
しかし、言われた通りに実行しても数週間後には又バッテリーが上がってしまう。
この様な事を4〜5回繰り返してついに我慢が出来なくなり、修理の受付ではなく修理店事務所の中に居る上司に直接クレームを付けた(といってもタイ語は話せないので、今までの経過と徹底的にチェックする様にとの旨を知人にタイ語で紙に書いてもらい、突きつけた)。
その結果やっとバッテリーを交換してもらい、今現在までセルは正常に動いている。
次のトラブルは点火プラグ。
ある朝、バイクで出かけようと思ったがエンジンがかからない。
セルモータは正常に回転するのだがエンジンは全くかからず、何度も始動を試みると終いにはマフラーでバックファイヤーが発生する始末。
やむを得ずソンテオを通りから呼んでバイクを乗っけ、再びホンダ直営の修理店へ直行。
数時間後にバイクを受け取りに行くと、真っ黒に焼き付いたプラグと請求書を手渡された。
新車で購入してからまだ半年位なのに・・・
その次のトラブルが前輪タイヤチューブのバースト。
街中を走っていて交差点を曲がろうとした所、ハンドルが切れずに交差点を曲がりきれない!!
必死の思いでハンドルを切って何とか無事にバイクを止め前輪をチェックしたところ、前輪のタイヤがペッチャンコになっている。
タイヤのパンクかと思い、バイクを押して近くにあったパンク修理店へ。
しかし、お店の人から修理は出来ないと言われてしまった。
よく見ると、タイヤチューブはパンクしたのではなく、空気を入れる部分の金具付近から大きく裂けている。
やむを得ず、チューブの交換をしてもらう羽目に。
そして再び前輪タイヤチューブのバースト。
本日、ワロロット市場へ果物の買出しに行って来た。
果物を買い終えて戻ろうとした時、バイクの異常な振動に気付く。
不安になってバイクを降りチェックした所、前輪のタイヤが潰れている。
やむを得ず近くのパンク修理店に持っていって調べて貰った所、チューブが以前と全く同じところのバースト。
4ヶ月ほど前に交換してもらったばかりなのに・・・
<2004/08/20 追記>
本日、再び前輪タイヤチューブのバースト。
前回チューブを交換してから2ヶ月も経っていないのに・・・
私の運が悪いのか、タイの気候はバイクにとって過酷なのか、それともタイの製品は品質が悪いのか判りませんが、本当にトラブル続きです。
ちなみにに此方で購入したパソコン机と一緒に購入した回転椅子も壊れて買い替えし、パソコンのモニターは購入後10ヶ月で故障してしまい、修理から戻った半年後に再び壊れたので買い換えました。
更には此方で購入した扇風機の羽根が空中分解してしまいました・・・
Last update : 2022-07-18T19:42:40+09:00 (Monday)