外国に長期滞在するのに一番気にかかるのは住居の問題。
日本では、住宅費が生活費の半分ぐらいを占めている。
チェンマイでも住居費の割合は結構高いが、もともと物価水準が低いので日本での家賃と比較すると格安である。
部屋を借りる場合は、じっくりと腰を落ち着けてよい物件を探してください。
なお、部屋選びを間違うと光熱費が部屋代よりも高くなるケースがあります。
例えば、南西向きの1階や最上階の部屋はエアコンを付けっぱなしにしないと夏は耐えられません。
また、バスタブが付いている部屋は、通常は電気で水を温めるので光熱費がかなり嵩みます。
お勧めは、最上階でない上層階で北東に面した角部屋。
真夏でもエアコンをつける必要はありません(扇風機のみで十分)。
風呂も、温水シャワーのみですと、光熱費がとても安くて済みます。
私の体験談を参考にして下さい。
チェンマイに長期滞在するには、当然ながら住居を確保する必要がある。
前回来た時に有る程度下見をし、また、インターネット上で検索した結果、月額6,000バーツ前後の予算と決めた。
また、必須条件としてはインターネット接続のための一般の電話回線を引けることである。
これらの条件で部屋を探そうと知人に相談したところ、一緒に部屋探しをしてくれる事になった。
数件回ったところで、Loikroh Rd.沿いに条件にピッタシの物件が見つかった。
家具、エアコン付きの1ルームで家賃が3,500バーツ/月と格安(但し1年契約の前払い)。
浴槽は無いが温水シャワーが付いており、部屋の大きさも25.2u(約16畳位)で一人住まいには手頃な大きさ。
1階にはクリーニング店や売店、簡易食堂もあり、日常生活のための利便性は非常に良い。
また、添え付けの家具もいかにもタイ風らしく趣があって一目で気に入ってしまった。
もっとも、ベッドが2つなのは余計であったが。
場所は繁華街(ナイトバザール)から歩いて10分くらいで夜遊びするに位置的に良く、その割には部屋の窓からは緑の木々が見えて自然が身近に感じられる落ち着いた環境である。
防犯体制も非常に良く、1階の出入り口には常に管理事務所のスタッフと犬が数匹で24時間体制で監視している
(従って、深夜に帰宅した場合は事務所のスタッフを起こさなければ入ることが出来ない。しかし、これはちょっと予定外??)。
更に、電話回線は使っていない回線を知人名義で譲ってもらい、翌日には使用できるようになった(金額は6,000バーツ)。
今回の住居探しは、本当にラッキーの連続。
以上 2002/08/01 記
<後日談>
世の中はそんなに甘くは無かった。
ホテルから引っ越した翌朝、用を足した後に水を流したら水の流れが悪い。
その時は気のせいかなと思ったが、翌日は最悪の事態。
トイレの排水管が完全に詰まった状態で、汚水がまったく流れない。
あわててコンドミニアムの管理人を呼び、処置してもらった。が、数日後に再び同じ事態となる。
毎回管理人を呼ぶわけに行かず、今度は自分で処置しようと思って排水管の詰まりを取る色々な薬品を投入したり、パイプの内部を清掃する器具を知人から借りて○○○になりながら2日間悪戦苦闘したが全く効果なし。
結局ギブアップし、再び管理人のお世話となることに。
処置後に管理人曰く・・・ ”トイレには紙を流さないで下さい”。
エッ!! 水洗トイレで、且つトイレットペーパーを置く場所も有るのに・・・
しかし、確か自分は以前にそのような話を本かインターネットで読んだことがある。
一部の水洗トイレでは、”大きい方の用を足したらお尻は水で洗い、トイレットペーパーでお尻の水滴を拭き取った後に添え付けの屑箱に入れること。絶対にトイレットペーパーをトイレに流してはいけない”と。
ああ、これで自分はタイ人の生活習慣にまた一歩近づいてきた。
でも、汲み置きの水ではなく、ミニシャワーで洗えるだけでもまだましか・・・
<2002/08/29 追記>
チェンマイで配られている日本語の無料情報誌”Viang Chiangmai”を見ていたら、不動産屋の情報が数件載っていた。
そのうち、インターネットで検索できるBetter Homesを紹介します。
この不動産屋が良いか否かは私には判りませんが、日本で事前に調べるには便利だと思います。
ただ、日本語でサービスを受けると言うことは、どの様な職種でも割高(お店によっては詐欺に近いようなべらぼうな手数料も)になりますのでご了承置きください。
<2004/02/20 追記>
昨日、部屋でインターネットをやっていたら、異様な音がしてきた。
ミシミシ・ギシギシ・・・・
どうしたのだろうと耳を澄ました次の瞬間、バシバシと大きな音がして床のタイルが縦横無尽に盛り上がっていく!!
その様は、まるでホラー映画の世界。
ヤバイ!!、床が抜け落ちると思ってあわてて部屋の外へ非難(一瞬、テレビニュースで幾度と無く見た中国などのアパート崩壊事故を連想)。
廊下から恐る恐る部屋の中を見守っていると、次第にタイルの盛り上がる現象は収まり、床は抜け落ちずに済んだがとても生活できる状況ではない。
1階にある管理事務所へ飛び込んで管理人に来てもらったところ、”マイペンライ(気にしない)”。
この言葉には、唖然としてしまった。
ともあれ、部屋のオーナーを呼んでもらい、床の修復工事をすることとなった。
今現在は、同じ階の空き室(シャワーもトイレも故障で使用できない汚い部屋)に貴重品のみ持ち込んで仮住まいをしながら工事を見守っている(カンカンと音を響かせながら作業を深夜の10時頃までやっており、日本では考えられないが・・・)。
タイルの張替え工事は、3日間で終わり、以前よりも、綺麗な部屋になりました。
英語もタイ語もまったくだめで、日本語が通じないと不安。
それでもチェンマイでのんびりとロングステイしてみたい。
あるいは、腰を落ち着けて手頃なコンドミニアムを探したい。
そのような方には、私の知人が経営しているゲストハウス、”体験的プチロングステイHOUSE”を紹介します。
ここなら全て日本語で通じるので、ストレスなくチェンマイに滞在できます。
部屋の掃除も面倒なことのひとつ。
しかし、1ルームの部屋に住んでいるのにメイドさんを雇うのも痴がましい。
コンドミニアムの共用部を掃除しているおばさんが1回100バーツで掃除をしてくれるという話も合ったが、時間的に自分が縛られるのは嫌である(掃除をしている間は部屋にいないと何かと面倒なことになる可能性がある)。
どうしようかと悩んでいたが、結局自分が毎日のように通っている バー・ビアに勤めているキャッシャーのお姉さん(オバサン)に週1回で200バーツ(800バーツ/月)でお願いすることに。
この バー・ビアのママはは5年以上前からの知り合いであり、そこのキャッシャーを勤めているという事はかなり信頼ができる。
しかも、こちらが破格の待遇でお願いするのだからまず問題はおきないだろうと判断。
ただし、それでも部屋のキー(開錠する)は絶対に渡さない。
いくら信頼しても、全面的な信頼は避けるべきである。
彼女が来るまでは部屋で作業をし、彼女が来たら施錠の為の錠前を渡して食事に出ることにしている。
留守をしている間に、メイドさんから部屋の中の家財道具一式を持ち出されたなどという話を良く聞く。
それらの要因は、メイドさんへの待遇が悪くて不満を持たれた。
或いは逆に、信頼しすぎて甘く見られた。
または、メイドさんの素性(IDカードのコピー)も知らないで雇ったなどが主だとの事。
もし、メイドさんを雇う場合は、これ等の点に十分に注意してください。
私の室内に付いている蛇口から出る水は水道水ではなく、ポンプで井戸水を汲み上げた物である。
その為かどうかは判らないが、週に1回位の頻度で真茶色に濁った水が出てくる。
シャワーを浴びるとか食器を洗う位なら何とか我慢できるが、飲料水として飲むのは自殺行為(例え、水道水であってもタイ国内で飲料水とするのは避けるのが無難)。
その為、当初はスーパーマーケットやデパートの食品売り場で売っている10リットル入りのドリンキング・ウォーターを購入して、バイクで運んでいた。
しかし、バイクで重い水を運ぶのは結構大変だし、それよりも値段が高過ぎる。
アパートの他の住人はどうしているのかと観察していると、毎週月曜日の13:00頃に20リットル入りのポリタンクを満載にした水屋さんがアパートにやって来る。
そして、重いポリタンク入りの水を各部屋まで運んで来てくれる。
それで、値段が20リットルで15バーツとスーパーマーケットで売っているドリンキングウォーターの約1/4と格安。
私も早速アパートに来る水屋さんから水を買う事にしたが、あまりにも安すぎるので水の品質に一抹の不安がある。
そこで、日本に帰った時にポット型浄水器を買ってきた(無論、交換用フィルターカートリッジも)。
これで、安心して生水を飲むことが出来る。
また、自分ではあまり気付かなかったのが、部屋に来たチェンマイ在住の日本人が私の部屋で浄水した水を飲んで”この水は美味しい!”と言っていた。
その日本人は、私と同じような水を浄水しないでそのまま飲んでいると言う。
衛生上の問題だけでなく、水の味も良くなっているらしい。
せっかく退職後の生活を優雅に過ごそうと思ってチェンマイに来たのだから、洗濯で時間を潰すのはもったいない。
それで無くとも、やりたい事があり過ぎて時間が足りない位である。
したがって、洗濯物はジーパンからハンカチ、靴下まで私が住んでいるコンドミニアム1階にあるクリーニング店へ。
1kgで35バーツなので1月約600バーツ(1,800円弱)前後である。
しかも、当然ながらすべてアイロンがけ。
同じコンドミニアムにある別のお店は1ヶ月いくら洗濯物を頼んでも450バーツだというが、こちらは部屋まで洗濯物を届けるので部屋で待たないと洗濯物を受け取れなくてかえって不便。
そんなわけで、高いほうのクリーニング店に頼んでいるのだが、それでも日本で自分が洗濯するための電気代や上下水道代、ガス乾燥機のガス代、洗剤等の費用よりも安い。
ただし、日本のクリーニング店のように完璧な仕上がりは望めません。
使用している水のせいもあり、真っ白だったタオルがいつの間にか黒っぽくなっています・・・
Last update : 2022-07-18T19:42:34+09:00 (Monday)