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2004年 チェンマイのソンクラーン祭り

2003年のソンクラーン祭りは、スケジュール等の事前情報を入手できなかったために水掛合戦を主に取材したが、今年度はソンクラーン祭り全体を紹介いたします。
チェンマイのソンクラーン祭りは、市内各地で色々な伝統行事や催しが行われています。
水掛合戦に興ずるだけではなく、是非、事前に行事スケジュールを入手してチェンマイの正月を十分に堪能してください。

究極の高い砂の塔を建造する(世界で一番大きい)

世界で一番大きい砂の塔T・A・T(タイ政府観光庁)から入手したソンクラーンのスケジュールには、上記のような行事名が記載されていた。
この行事は、タイの友人によると”お参りする度にお寺の砂を足などに付着させて持ち出しする為に、持ち出した砂をお返しして砂の塔を作る行事”との事。
どんなに立派な砂の塔だろうと、期待を胸にしながら水掛合戦の真っ只中をずぶ濡れになりながらワット・ジェット・リン寺院へ向かった。
そこで見た砂の塔が右の写真。
大きいことは大きいが、本当に”世界で一番大きい”のだろうか?
そのことを知り合いのタイ人に聞いたら、”他の国ではこのような砂の塔は作らない。だから、この砂の塔は世界一大きいのだ。”との返事

”なるほど”と妙に納得してしまった。

ワット・ローク・モーリー寺院の境内で行われる奉納の踊り

剣を持った少年の舞市内に数多く点在する寺院では、色々な行事が行われている。
それらの中で、ソンクラーンノスケジュールに記載されていたワット・ローク・モーリー寺院へ行って見た。
日中に行ったらまだ準備中だったので、夕刻に再び向かうことに。
そこでは、2振りの刀剣を持った少年が伝統の楽器で打ち鳴らす音楽に合わせて踊っていた。
格闘技(ムエタイ)のような踊り続いては、格闘技(ムエタイ)のような踊り。
音楽に合わせて、キックを出したりジャンプをしたり、かなり激しい踊りである。
民族楽器の説明をしながらの演奏大学教授らしき人が民族伝統楽器の説明をしながら、若い人達がその前で伝統楽器を演奏している。
当然、説明はタイ語なので、私にはちんぷんかんぷんですが。

このような催しが延々と続きます。

ライトアップされているワット・ローク・モーリー寺院の仏塔

[写真] ライトアップされているワット・ローク・モーリー寺院の仏塔ソンクラーン祭りの期間中、チェンマイ市内にある各寺院では、建物や仏塔をライトアップしています。
ライトアップされた仏塔は、昼に見た時とはまた異なる趣を見せています。
荘厳な佇まいに、思わずシャッターを切りました。

日中の騒々しい水掛合戦に飽き飽きした人は、夜の寺院回りをする事でで気が安らぐのでは。

美人コンテスト予選

ターペー門で行われた美人コンテスト予選境内で行われていたた奉納の様子を撮影後にターペー門の前を通りかかったら、広場にステージが作られており人々が集まっている。
物見高い私は早速バイクを止めて様子を見に。
すると、そこでは美人コンテストが行われていた。
ただ、服装は民族衣装ではないので、多分予選だと思われる。

メコン川流域国の文化行列行進

チェンマイのソンクラーン祭りの最大イペントのひとつ。
メコン川流域の各県は当然として、カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、ベトナムの各国か参加して民族文化行列を行います。
半日で、東南アジアのメコン川流域の伝統文化を見ることが出来ました。

[写真] 中国からやってきた踊り子たち

[写真] 大きな山車に乗った美女

もっとメコン川流域国の文化行列行進の写真を見たい方は、ここをクリックして下さい。
写真集のページへ移動します。

僧侶を708人招いて仏教の儀式を行う

タイ政府観光庁から入手したタイ語で書いてあるソンクラーン祭りのスケジュール表に、上記の様な行事名が記載してあった。
”世界一大きな砂の塔”の例からして、これもかなりオーバーに書いてあるのだろうと思いながらも、会場であるワット・ローク・モーリー寺院へ足を運んでみた。
すると、寺院の境内に大きなテント張りの食堂らしきものが見える。
近づいて見ると、テントの中には数え切れないほど大勢のお坊さんが食事を振舞われている。
また、テントの周囲には順番を待っているお坊さんも大勢待っている。
食事を終えたお坊さん達は、グループ別に行列を作りながら大きな本堂に向かっていく。
本堂の中には既に食事を終えたお坊さんが大勢いるらしく、読経の声が聞こえてくる。
お坊さんが何人居るのか実際に数えてみたわけではないが、本当に708人招待されているのかもしれない。
[写真]境内に設置されたテントで食事を振舞われているお坊さん[写真] 食事を終えたお坊さんたちが列を作って本堂へ向かっている

昔のスタイルの市場開催

ター・ペー門で開催されている”昔のスタイルの市場”を見学に行ってみた。
昔のスタイルという事だったので、売り子たちが民族衣装を着ているのだろうと思って期待していったが、残念ながら民族衣装を着ている人はあまり見かけなかった。
また、昔のスタイルということなのに、火力にプロパンガスを使っている店があったり、かなり期待外れである。
ただ、一般観光客にとっては、市場そのものを見学するにはちょうど良い機会であると思う。
[写真] ター・ペー門前で開催されている”昔のスタイルの市場”[写真] ターペー門前の市場

チェンマイの伝統ソンクラーン祭り開会式

第1部(前半)はタイ国政府観光庁の主催で行われたが、第2部(後半)はチェンマイ特別市とチェンマイ県の各組織の主催で行われる。
その第2部(チェンマイの正月)の開会セレモニーが、ター・ペー門前の広場で行われる。
ここでは、セレモニーとしてランナー王朝時代から伝わる伝統民族舞踊が披露され、観客は無料で見学できます。
チェンマイの伝統ソンクラン祭り開会式セレモニーチェンマイの伝統ソンクラン祭り開会式セレモニー

婦人が日傘をさして自転車に乗るコンテスト

[写真]日傘を差しながら自転車に乗った子供達この行事名は、タイ語で書かれたスケジュールを私が直訳したものである。
これは、必ず写真を撮ろうと期待していた行事の一つであったが、残念ながら大混雑でシャッターチャンスが無く、撮影することは出来なかった。 (ーー゛)
ご婦人ではなく、子供達のは人だかりが少なかったので撮影できましたが。
しかし、諦めて帰ろうと思ったら、自転車に乗ってきたご婦人達が日傘を指しながら舞台に上がっているのに気付いた。
どうもこの行事は、正確に翻訳(あるいは意訳)するなら”日傘を差しながら自転車に乗ってきたご婦人の美人コンテスト”というものである。
気を取り直しながら、撮影した写真の一部を紹介します。

[写真] 日傘を差したご婦人[写真] 日傘を差したご婦人
[写真] 日傘を差したご婦人[写真] 日傘を差したご婦人

仏像へ水を掛ける行事

ター・ペー通りを、ワット・プラシン寺院を始めとする、市内各寺院や組織から持ち出された仏像等を山車等に安置して行列行進し、沿道から民衆が香料と花びらを浮かばせた水を新年を祝って掛ける行事。
間違っても、水鉄砲等で水を掛けるような無礼な事をしてはいけない(と、言っても外国人の観光客の中には訳も判らずに行っている人達も沢山いますが・・・)。
よく見ていると、仏像の周囲やお供え物に溜まった水を小さな容器で汲み取り、御利益を得ようと自分や周囲の人達に振りかけている人々がいます。
私も振りかけてもらいました(今年は何か良いことがあるかな?)。
[写真] 水を掛けられる仏像[写真] 供え物に溜まった水を汲み出す女性

チェンマイ県知事公邸でのムエタイ(キックボクシング)

[写真] ムエタイの試合をしている外国人ボクサー仏像への水掛に参加した後、行列の進行方向と反対に歩いてナラワット橋の袂まで来た。
すると、右手(県知事公邸)に屋台らしき物がある。
普段は知事公邸に立ち入る機会は無いが、今日は正月なので問題ないだろうと中に入ると、屋台やお土産売り場のような出店がでている。
さらに、広い庭の中央にはリングが設置され、アマチュアのボクサーが試合をしている。
周囲に掲げられている看板を見ると、世界各国から来た選手(日本も含む)が参加してタイの国技であるムエタイの親善試合をやっているらしい。
私はあまり興味が無いので早々に立ち去りましたが・・・

暑い中、ご苦労様です。

ワット・プラシン寺院でのラーンナー地方の芸術文化ショー

[写真] ワット・プラシン寺院で演じられているラーンナー地方の芸術文化ショー水掛合戦が収まる夜の8時頃、ワット・プラシン寺院に行ってみた。
お寺の境内の数箇所にに舞台が設けられ、色々なショーが演じられている。
左の写真も、そのうちのひとつ。
何の踊りなのかはよくわからないが、舞台背景や衣装は中国の影響が色濃く出ているように感じられた。
此方の舞台の前には、民族衣装で着飾った少女達が集まって、年配の大人の人の話を聞いている。
察するに、これから演じる民族舞踊について舞台上での注意や訓示を受けているのだろうと思われる。
踊りが始まったら見て行こうかなと思ったが、様子を見ているとまだまだ先のようなので心残りながらこの場を去りました。

ワット・プラシン寺院で新年のお参りをする人々

[写真] ワット・プラシン寺院で新年のお参りをする人々日本の場合には新年になると神社へ初詣に行くが、ここチェンマイ(タイ)では多くの人々が近くの寺院へお参りに行く。
外国人観光客が水掛合戦に疲れ果ててホテルへ戻っているころ、チェンマイ旧市街の中心近くにある最も由緒のある寺院のひとつ、ワット・プラシン寺院には多くの人々が新年のお参りに来ていた。
年配の方も当然いるが、私には若い男女のカップルが特に目に付いた。
これらの人々を見ると、改めてタイは仏教国なのだなと思い知らされる。
私もこれらの参列者と一緒に今年1年の幸せを願ってお参りをし、ピン川へ向かった。

“水に育まれたラーンナー文明、文化の流れ”を音楽と噴水で構成

[写真] “水に育まれたラーンナー文明、文化の流れ”を音楽と噴水で構成するショー[写真] “水に育まれたラーンナー文明、文化の流れ”を音楽と噴水で構成するショー
ソンクラーン祭りの期間中、チェンマイ市役所前のピン川川岸付近で行われていました。
わざわざ観に来るほどのものではありませんが、夜風に吹かれて夕涼みをしながら眺めるのも良いかも。
近くには、子供連れや若いカップルがたくさん集まって夕涼みをしながら眺めていました。
また、この付近(撮影した場所の)には果物を主とした市場があり、見て回るのも一興です。

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Last update : 2022-07-18T19:42:53+09:00 (Monday)

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